こんにちは、アザ・キャストです。
2022年6月7日、パイオニアであのカードが禁止されましたね。
そう、『軍団のまとめ役、ウィノータ』です。
② 攻撃した数だけ人間を(マナコスト一切関係なく)攻撃状態で出せる。
③ 場に出た②はそのターン『破壊不能』を持っている。
上記の効果が、あまりにもパイオニアフォーマットを席巻したがための措置でした。
ゲームバランスを適正なものとするための裁定ではありますが、ウィノータも収録されているセット『イコリア』では「悲劇」が頻発しています。
② 『夢の巣のルールス』の禁止(レガシー、ヴィンテージ、モダン、パイオニア)
③ ウィノータの禁止(ブロール、ヒストリック、エクスプローラー → パイオニア追加)
強力なセットは胸躍るものではありますが、こうも禁止が多いと不安になりますよね…
Twitterでも、今回のウィノータ禁止に対して遺憾の声があがっています。
相棒は速攻でナーフされ、サメ台風トークンが価格上位に食い込み、各地で投げ売りされたイコリア。やっと手に入れたトップレアまで取り上げられてしまう pic.twitter.com/ShWnQVurqF
— いしかじ (@ishikaji1103) June 7, 2022
今回の禁止で、パックの注目株が刈り取られる結果となった『イコリア』。
では、もう何も魅力のないセットと成り果てたのでしょうか?
答えは「NO」です!!
『イコリア』にはルールスやウィノータ以外にも、輝くものが残っています!
そこで今回は、「『イコリア』の魅力を再発見する記事」をお送りさせていただきます。
・「楔型タップイントライランド(レア)」「大量のサイクリング」「ゴジラシリーズ」
この記事は5~6分程度のボリュームとなっています。
※あくまで個人の感覚です。購入などの責任は負いかねますので、ご了承ください。
魅力①:「楔型タップイントライランド(レア)」
『ニューカペナの街角』でも登場する、レアのタップイン3色土地。
通称「タップイントライランド」が『イコリア』にも収録されています。
タップ状態で場に出るのがネックですが、1枚で3色を賄えるのでマナ基盤が安定しますね。
『イコリア』は「楔型」
カードの裏面には、5つのマナ色が描かれています。
そのうち、隣り合う2色(例:白&青)と向かう合う1色(例:赤)。
それらを線で結ぶと、ちょうど楔(三角形)になりますね。
このことから『イコリア』のタップイントライランドは「楔型」と呼ばれています。
土地タイプ持ち
レアのタップイントライランドは、「土地タイプ」も持っています。
「土地」の横に書かれている「島・山・平地」が土地タイプです。
主にモダン以下のフォーマットの話ですが、土地タイプがあることは強みとなります。
(例:フェッチランドのサーチ先に指定できる 等)
トライオーム=イコリア固有の名称
『トライオーム』は、イコリアにおける大きな地理的区域を指します。
つまり、他の次元(ラヴニカやイニストラードなど)では登場しない言葉ということです。
したがって、再録は『イコリア』に再訪することがなければ難しく、希少性も保たれます。
ウィノータは失いましたが、トライオームも十分に魅力があるのではないでしょうか?
魅力②:大量のサイクリング
大量の『サイクリング』能力持ちカードが登場したのも、『イコリア』の魅力です。
クセになるシステム
「マナを払ってカードを捨てることで1枚ドローする」能力がサイクリングですが、同時に強力なコンボの布石として使われることもあります。
『イコリア』がスタンダードにあった頃には「天頂の閃光コンボ」が流行りましたね。
「サイクリングを繰り返して『天頂の閃光』にアクセス」「過程で落としたサイクリング持ちカードの分だけダメージを与えて勝利」という、シンプルながら強力なコンボでした。
さる昔には、「サイクリングコストを2軽減する」というトンデモ能力を持つカード『波動機』を駆使した『サイクリングデス』というデッキもありましたね。
そういった「ガチャガチャして勝つ」のが好きな方にはクセになるシステムと言えます!
今後再登場する可能性も高い
また、サイクリングはトライオームのような「次元固有の名詞」ではないため、どのセットでも出る可能性があります。
『サイクリングデス』まではいかなくとも、また強力なコンボデッキが登場するかもしれません。
もし今後の新セットでサイクリングが出ることがあれば、パイオニアなどをプレイしている方は『イコリア』のことを思い出してみてはいかがでしょうか?
魅力③:ゴジラシリーズ
『イコリア』最大の魅力といっても過言ではないでしょう。
日本特撮の金字塔とのコラボ!
日本だけではなく、世界に知られた特撮映画『ゴジラ』。
その『ゴジラ』とMTGのコラボレーションが行われたのは、『イコリア』だけです。
今後のコラボがどのようになるかは不明ですが、おそらく後にも先にも『イコリア』が唯一のセットとなるのではないでしょうか。
日本語限定のゴジラカードも!
『モスラの巨大な繭』『暗黒破壊獣、バトラ』『決戦兵器、メカゴジラ』の三枚は、日本語版のみ存在するカードとなっています。
さらに、ドラフト・ブースターを開封してゴジラカードが出るのは、日本語版のみです。
コレクター・ブースターからはどの言語でもゴジラカードが封入されていますが、コレクターとしては日本語版ドラフト・ブースター産のものを集めたいものではありませんか?
さいごに
今回は『イコリア』の魅力を再発見する記事」をお送りさせていただきました。
筆者はどうしているの?
(金額的な意味で)比較的入手しやすいものは集めていますが、キングギドラなどには手が出せていない状況ですね(;^ω^)
そのうちちょくちょく集めていきたいと思います!
ウィノータのパイオニア禁止は悲しいですが、少しでも魅力を発信できたなら幸いです。
もし『イコリア』を手に取る機会がありましたら、ぜひ楽しんでください!