ファーストルック(2024年3月1日公開)
岩山炎の後継者、メイブル/Mabel,Heir to Cragflame
『ブルームバロウ』の主人公のひとりであるマウスフォーク(ハツカネズミ)!
母親であり英雄である彼女は、災厄の獣の脅威に家族や仲間たちのため立ち上がります。
効果は、ハツカネズミ限定の全体バフ+伝説の武器生成。
強化範囲が非常に限定的ですが、これから発表されるハツカネズミたちに期待したいです。
武器は横並べできないものの、0コストでこの内容は十分強力ですね!
森の轟き、ルムラ/Lumra,Bellow of the Woods
メイブルが対峙することになる「圧倒的な災厄をもたらす獣」。
その一角が、エレメンタルであり熊でもあるルムラです。
野生と自然両方の脅威を併せ持つだけに、とても強そうですね。
自然(土地)そのものを力とし、さらにはETB能力でさらに力を増すルムラ。
6マナと重めですが『ゼンディカーへの侵攻』などからマナを加速して出せますし、『事件現場の分析者』と異なり生贄にする必要がない上フィニッシャーにもなれます。
MC Amsterdam会場発表(2024年6月28日発表)
精神を刻む者ジェイス/Jace, the Mind Sculptor
かつて一世を風靡した神ジェイスこと『精神を刻む者ジェイス』が統率者セットに!?
しかもキツネの姿になって登場です!
これにはMTG界隈も大いにザワつきました!
現在の価格は一時期の1/4程度になっていますが、性能は折り紙付きです。
ライブラリートップ操作、『渦巻く知識』、『送還』、撃てば勝ちと言える奥義。
さすがに『ヴェールのリリアナ』のようにスタン再録とはなりませんね(-_-;)
【2024年7月10日追記】
神ジェイスが収録されているのは、コレクターブースターとのこと!
ラルは通常パック、タミヨウは統率者デッキに入っていますが、そのいずれからもジェイスは出ませんのでご注意を!
人参ケーキ/Carrot Cake
おいしそうな人参のケーキ!
後ろにいるウサギたちもかわいらしくて癒されます。
隠し味は……うん、きっと愛情ですよね?(『パイ包み』じゃあるまいし!)
2マナで1/1生成+占術1。
4マナで1/1×2+占術1×2+3点ゲイン。
アーティファクトですし、生贄時の効果は他でも誘発するので、活用方法が模索されそうな気がします。
天気雨のドルイド/Sunshower Druid
魔法使いが蛙に変身させる童話はありますが、ブルームバロウでは蛙が魔法使いに!
「見よ!この魔法を~~……ゲコッ」という感じのイラストがたまりません。
草木や光の加減も素敵で、Foilカードを集めたくなります。
『結合虫』くんは泣いていいと思います。
これが時代というものか……( ;∀;)
知識の真珠/Pearl of Wisdom
「あったよ!真珠あった!」という喜びが伝わってくる一枚。
カワウソの嬉しそうな表情がいいですね。
前に似たようなカードあったよな……と思いだせずにいましたが、ありましたね!『翼ある言葉』が!
(Xのフォロワー様に教えていただきました)
コストが軽くならないと単純に『予言』なので、リミテはともかく構築で使うなら軽減前提で採用を考えたいです。
泥干潟村/Mudflat Village
各色に存在するアンコモン土地サイクル。
どの村も無色マナとクリーチャー限定の色マナを出せて、起動型生贄能力で特定の種族をサポートできます。
管理人的には黒の村のイラストが好きなので、ピックアップしました。
色マナはクリーチャー呪文限定なので、コントロールデッキには不向き。
能力起動には土地を生贄にしたり、起動できるターンが限られていることから利便性も決して高いとは言えなさそうです。
一番使いやすそうなのは、種族さえ合致すれば何回でも出番がある赤の村でしょうか。
救済の白鳥/Salvation Swan
後光が神々しくて、もはや鳥というより天使や鳳凰の類なのでは?と思いました(笑)
4マナ3/3飛行に加えて瞬速がある時点で優秀ですね。
さらに、インスタントタイミングで自軍のクリーチャーを除去やコンバットから逃がすことができるのは強いです。
これ以外の鳥が出た時にでも誘発するのには驚きました。
ただし、対象にできるのは飛行を持たないクリーチャーのみ。
PWはもちろん、『救済の白鳥』本体や飛行カウンターを乗せたクリーチャーの追放はできませんのでご注意ください。
デビュー番組(2024年7月10日)
燻る殺し屋/Cindering Cutthroat
フレーバーテキストから、火と仕事に対してこだわりが感じられるリザード。
見た目や能力から……もしかして、次元を渡ったラクドス教団だったりします?
リミテッドで見かけることが多くなりそうな一枚だと思います。
相手が3マナ立たせて戦闘をしかけてきたら、第二メインに出てくる可能性を考慮しておきたいです。
種選奴、カメリア/Camellia,the Seedmiser
守銭奴ではなく、種選奴とは!(笑)
ブルームバロウならではの表現に、思わずニヤニヤしてしまいました。
種の違いがわかったりこだわりがすごかったりするのでしょうか?
リスを生み出し、リスを育て、リスに威迫を付与する。
ロード能力こそありませんが、戦線構築能力が高いです。
給餌に使用するコストは墓地のカードではなく、食物にしたいところ。
美術家の才能/Artist’s Talent
『フォーゴトンレルム探訪』ぶりにクラス・エンチャントが再登場!
今回は「才能」としてまとめられるようです。
初期能力は、クリーチャー以外キャストで赤ルーター。
レベルを重ねると、コスト軽減や『業火の信奉者』効果が追加されます。
レベルアップに必要なコストが変わらないのはエライですね!
勇敢族の二人組/Brave-Kin Duo
ウサギとハツカネズミの二人組。
フレーバーテキストに思わずほっこりしてしまいます。
能力はよくある戦闘値上乗せ系で、起動にマナがかかるのが少し残念。
ですが、新メカニズム『雄姿』にとっては欠かせない能力です!
カードを消費せずに能力を誘発させられるので、リミテッドではとても貴重な一枚となるでしょう。
討伐/Fell
災厄の獣・マーハが描かれた、コントラストが美しいカード。
フレーバーテキストについては、ぜひストーリー第5話を読んでいただきたいです!
ついに制限なしでクリーチャーを破壊できる呪文が出たか!
……と色めき立ちましたが、残念なことにカードタイプがソーサリーでした。
構築では変わらず『喉首狙い』などが採用されるでしょう。
花足の剣豪/Flowerfoot Swordmaster
新キーワード能力『新生』は、追加マナを支払うと同等の能力をもったトークンを生成できます。
普通に唱えてもいいですし、マナフラッドの受け皿としてもOKです。
加えて『雄姿』によるハツカネズミ全体へのバフ能力持ち。
能力も対象になることから、ナドゥを想像した方もいるのでは?(管理人もです)
2枚目以降や『新生』で増やしたトークンも対象にして、一気に火力を高めたら楽しそうですね!
住居の長/Head of the Homestead
どう見てもピー〇ーラビッ〇ですね!
ありがとうございました!!(笑)
ETB能力で1/1を2体展開するので、実質5マナ5/4相当。
全体バフや『召集』、クリーチャーをコストにする呪文や能力と組み合わせる際にとても便利そうです。
災厄の占い師、グラルブ/Glarb,Calamity’s Augur
主人公のひとり、ヘルガの師匠であるカエルの王様。
ストーリーでの悪辣さがイラストや能力にじみ出ているように見えますね。
性格はともかく、能力自体は優秀だと感じます。
タフネス4に接死といやらしい上、デッキトップをリソースにできるだけでなく、タップ起動でトップ操作も可能。
盤面をにらみながら土地や有効牌にアクセスできるのは、貴族にふさわしい豪華さです。
仔狸寝入り/Kitnap
まさか令和のマジックで『支配魔法』を見ることになるとは……
さすがに諸々調整されていますが、最近のコントロールにはなかった新たな可能性が生まれる予感がしますね!
調整ことデメリットは、タップ状態に加え1ドロー『贈呈』か麻痺カウンター3個。
奪ってすぐブロッカーにはできないので、ご注意を。
システムクリーチャーが対象なら、ドローではなく麻痺を選択してもいいでしょう。
狩人の才能/Hunter’s Talent
初動の『噛み締め』だけでもマナ相応なのに、さらにオマケが付くなんて……
レベルアップ時の能力も、かわいらしいイラストとは裏腹に強力なものになっています。
レベル2では貫通能力を付与。
修正値は小さいので、別途ファッティを用意したいところです。
レベル3は、膠着状態におけるリソース補給。
物量で優勢に立ち、攻撃時にはレベル2も絡めて相手を圧倒しましょう。
蓮葉跳びの導師/Lilysplash Mentor
4マナ4/4のナイスサイズに加えて、到達持ち!
『マグニゴスの歩哨』の時点でリミテでは厄介でしたから、こちらは猶更強いです。
さらに、味方をブリンクして強化する起動能力付き。
対象に制限がないので、ETB能力を何回でも使い回せます。
「ソーサリータイミングでのみ使用可」という点には気を付けましょう。
羽の夜のマーハ/Maha,Its Feathers Night
5マナ6/5飛行トランプル、護法として手札1枚。
鳥というよりデーモンでしょ、これ!(笑)
さらに相手のみタフネス1を強制!
『地盤の危険』などの軽量除去と組み合わせれば、一方的に除去できてしまいます。
ただし、パワーや能力については変わらないのには注意が必要です。
お別れの突風/Parting Gust
白ダブルシンボルとはいえ、インスタントでクリーチャーを追放!
『贈呈』すれば1/1こそ出ますが、タップ状態なのでブロックもできません。
非贈呈状態だと、遅延明滅。
強化されるので余程通したい攻撃以外では自軍に撃つことになるでしょう。
また、トークンは対象に取れないのでお忘れなく。
耕作する高原導き/Tender Wildguide
サンダージャンクションで初出の種族・フクロネズミが、まさかの続投!
ちなみに前回いたのは『放浪するフクロネズミ』だけです。
ハツカネズミにフクロネズミ……うーん、種族分け過ぎと違います?
基本は2マナ2/2のマナクリ。
それに『新生』とノーコストのサイズアップが付いています。
……「マナは伸びるけど本体弱い」というマナクリの定石、無視しすぎでは?
全てを喰らうもの、イグラ/Ygra,Eater of All
やった!ブルームバロウにも猫ちゃんが……いや、これ虎だわ!!!
効果は自身以外のクリーチャーに食物・アーティファクトの特性を付与。
護法の食物1つ生贄は、実質クリーチャー1体生贄というわけですね。
ちなみにアーティファクトになるので、『歴史の彼方』をイグラ以外全除去する呪文として使えます。
轟く機知、ラル/Ral,Crackling Wit
ブルームバロウ次元に到着したらカワウソになってしまったラル・ザレック!
初期値も高く常在能力のおかげもあり、バリバリ忠誠度が伸びていきそうな気がします。
自衛できるトークンを生成できるのもポイント高いですし、2ディスはあれど3ドローできるので解決策も引き込みやすいでしょう。
奥義は3ドロー+ストーム付与!絶対デッキが検討されますよコレは!
損失の季節/Season of Loss
神話レアサイクルとして『季節』が登場します。
それぞれ足跡5つ分のモードを選択する形式のスペルです。
足跡1~2つ分なら同じものを選べるので、結構柔軟性がありそうな気もします。
黒の季節は、布告除去・死亡数分ドロー・墓地依存のライフルーズ。
ミッドレンジの除去・リソース確保・とどめの一撃として活躍しそうですね。
コントロールで1~2番目だけ複数選択して使うのもアリ……でしょうか?
三本木市/ThreeTree City
オーク樹とプラタナスと柳が絡み合った木がシンボルの街。
効果は参照対象が変わった『ニクスの祭殿、ニクソス』!
クリーチャーは除去されやすいですが、マナシンボルの数でデッキの組み方が縛られなくなるので十分強いのではないでしょうか。
各種プレビュー(2024年7月11日~12日確認)
SNSや動画サイトで各自公開されたカードについてまとめています。
Beispielloses Recycling
墓地のパーマネントを回収するありふれた呪文ですが、『贈呈』すれば2マナ2枚回収と驚きのコスパに!
かわりに相手には、ノーコストで1ドローを与えることになります。
贈呈のデメリットをどう捉えるかは人それぞれですが、管理人としては相手に恩恵を与えたとしても、それを発揮する前に勝ちの手段を拾えればいいと考えています。
まぁ、デメリットを避けても問題ないのであれば、それに越したことはないですが(;^_^A
Brambleguard Veteran
めちゃかわいい!!
アライグマにゴーグルとか、すごく私好みです!
スタッツも3マナ3/4と優秀。
アライグマバフは……基本自身のみになるかもしれません。
それでも4/5警戒、十分なわけですが。
Galewind Moose
『巨大な戦慄大口』とはなんだったのか?
いや、あちらはコモンですけど……いやいや、アンコモンでもやりすぎでは!?
レアリティが上がったら、何故かキーワード能力3つが追加されました。
瞬速なのでソーサリー除去は当たりませんし、警戒なのでスキがありません。
さらに到達ファッティなので大抵の飛行は太刀打ちできない……なにこれ?(笑)
Iridescent Vinelasher
上陸で1点は、いくら何でもお手軽過ぎじゃないですかね……?
しかも初動から出てくるのが、なんとも嫌らしいことこの上ありません。
初動のこれを、黒系なら『切り崩し』で対処できるのでマシかもしれませんが、赤系は『火遊び』がスタン落ちするので少しキツそうに見えます。
しかも中盤以降は2体になって出てくるとか……うーん、厄介極まりない!
Zoraline,Cosmos Caller
主人公パーティの1人、ゾラリーネさん!
口調がとてもお淑やかなコウモリです。
しかし、効果は全然お淑やかじゃないですね!(笑)
マナと最終カウンターの縛りがあるとはいえ、3マナ以下なら土地以外なんでも復活できるのは、とんでもないことだと思います。
アマリアだけでなく『傲慢な血王、ソリン』なども出せるわけですからね……
Sugar Coat
「クッキーになっちゃえ!!」ですね、これ。
ブルームバロウというよりエルドレイン味があるような?
瞬速で付けられ、変身先が『宝物』ではなく『食物』なのもポイント。
ライフレースの恩恵こそ与えますが、強力なカードを出すのを助けないのは強いです。
Sunspine Lynx
(別イラストを見て)
これは猫なんだ……誰がどう言おうと猫ちゃんなんだ……!
4マナと重めですが、中盤以降の押し込みとして2~3枚採用されそうです。
4マナ5/4ボディは優秀ですが、オマケ程度かなと個人的には思いますね。
露滴療法/Dewdrop Cure
ファンタジーで時折出てきますが、やはり花から滴る露には特別な力が宿っているのかもしれませんね。
雫の輝きとネズミの表情が非情の映える一枚です。
効果は通常時『死住まいの呼び声』のカウンターなし版のようなもの。
『贈呈』時には枚数が+1され、3マナで3体と破格の性能に!
アマリア×野茂み歩きがパッと思いつきますが、2マナハンデス1/1クリーチャー×3とかも……いかがです?(笑)
Dawn’s Truce
非常に範囲が広い、便利な呪禁付与呪文ですね。
打ち消せない強力呪文相手でも、このカード1枚で対処できそうです。
亭主の才能/Innkeeper’s Talent
デフォルトで『光輝王の野心家』の効果を持ち、レベル2で簡単な除去耐性を付与、レベル3ではまさかの『倍増の季節』亜種!?
トークンこそ増やせませんが、見た瞬間色めき立つプレイヤーが多そうな一枚です。
単純に初期能力から優秀ですし、次ターンで手軽に耐性を付与できるのも強力。
護法1の厄介さはラフィーンが証明済みですしね。
しかも何故か「何かしらのカウンター」が対象なので、PWにも効果は波及します!
Mistbreath Elder
戻してもよい……ん?戻しても「よい」?
強制的に戻すんじゃなくて!?
しかも毎アップキープ時、戻すかどうか判断ができるんですか、これ。
そして、なんでサイズも上がるんですかね。
ナンデ?カエルナンデ!?
【20240713追記】
① 戻せる他のクリーチャーがいるなら、それを必ず戻す
② 自身しか戻せないのなら、戻さなくてもいい
1ターン目2/2点を展開できる+他のETBを再利用できる反面、自身以外を出した時、戻したくないものまで戻さざるをえないデメリットも抱えているという感じなんですね。
軽量ETBてんこ盛りデッキでなら、無理矢理戻されても欠点にならないでしょうか?
各種プレビュー(2024年7月13日確認)
暗黒星の占い師/Darksar Augur
令和のボブは空を飛ぶのか……
しかも追加1マナで数が増えるんですよね。はえーすっごい(語彙力)
心配になるのはライフ残量。
手札に加えるは強制な上、2体となるとゴリゴリ削られていきます。
『執念の徳目』などゲイン手段を豊富に取り揃えて、アドだけを享受していきたいですね。
Hearthborn Battler
『帳簿裂き』を思い出させるような効果。
ダメージ先が2つ目を唱えたプレイヤーではなく、一方的に相手へ飛ばせるのがいいですね。
ただ、クリーチャーには飛ばせず、手札の質がよくなるわけでもありません。
加えて3マナ、飛行ではなく速攻なので、前例のような活躍にまでは至らない気もしています。
Long River’s Pull
通常時は+1/+1カウンターの乗らない『本質の把捉』。
贈呈時にはなんと『対抗呪文』になります。
スタンダードにカンスペが登場ということで、コントロール界隈も盛り上がっていますね!
贈呈のデメリットについては賛否両論ありますが、管理人としてはメリットが上回っていると感じています。
コントロールよりクリーチャーデッキの方が基本多いですし、どうしてもなタイミングだけ贈呈に切り替えれるからいいのかなぁ、と。
Valley Floodcaller
突然出てきて、ソーサリーだけでなくエンチャントやアーティファクト、PWまでもを瞬速持ちにしてくるカワウソ!
しかも何故かバフ効果まで持っています。
コントロール系デッキのクロックとして機能するでしょうか。
とはいえ回避能力はないため、非クリーチャー呪文で突破口を開く必要がありそうです。
各種プレビュー(2024年7月15日確認)
嵐を断つ者/Stormsplitter
神話カワウソ!
手に持った武器が魚の骨というのに味わいを感じますね。
しかし能力は侮れません。
1回でもインスタント・ソーサリーを唱えれば、その時点から分身が始まります。
本体の能力をそのまま持ったコピーですから、1体除去しても、もう1体が残っていれば呪文のある限りコピーは生成され続けるのです。
ただし、トークンはターン終了時には消えるので気を付けましょう。
Rottenmouth Viper
黒のクリーチャーに時折現れる、コスト代替系ファッティ!
サイズも6/6と大きめで、攻撃するたび強化される相手のリソースを削る能力は凶悪です。
ただ、回避能力や除去耐性の類はいっさい持ち合わせていません。
せっかく費やした追加コストが無駄にならないよう、墓地利用系のカードと組み合わせていきたいですね。
もしくは早期召喚のため、パーマネント高速展開のカードでしょうか。
Thought-Stalker Warlock
見た目と背後の影から邪悪さがにじみ出ているトカゲ術師。
相手がライフを失っていれば、ライフロスなし+2/2威迫ボディ付きの『思考囲い』として機能します。
相手のライフを削る手段としては、『サンダージャンクションの無法者』の2色砂漠土地。
ハンデスとライフロス効果を持つ『望み無き悪夢』などが思い浮かびますね。
各種プレビュー(2024年7月16日~17日確認)
Fountainport
複数の便利能力が付いた土地!
伝説ではないため、枚数積んでも腐らないのもいいですね。
生成したトークンがアンタップインかつ『ミレックス』と異なりブロックできるのもありがたいです。
ただ、ドローにはトークン、トークン生成には1点のライフが必要となるのには気を付けましょう。
その他の能力がマナとタップだけで起動できるため、管理人は見落としていました(笑)
鍛冶の才能/Blacksmith’s Talent
小型の装備品を生み出し、装備品関係の強化をもたらすエンチャント!
レベルアップのコストも軽くなく、装備品の修正値も微々たるものなので、他のカードのコストを生成するカードとして使うことが多くなりそうな気がします。
ブルームバロウ発売と同時にスタンダードを去る『ヴォルダーレンの美食家』のかわりとして『上機嫌の解体』のコストに充てる……にしては不十分ですかね(;^_^A
解体までならともかく、『イーオスの遍歴の騎士』の召集コストにはなれませんし。
Eddymurk Crab
『トレイリアの恐怖』が『有角の湖鯨』っぽい能力とタッパー効果をもって帰ってきた……という感じのするカニ・エレメンタル。
タップインは残念ですが、戦闘前に2体封じられれば十分でしょう。
警戒持ちもタップできるのもエライです!
サイズも申し分なく、タップ効果で『傲慢なジン』の攻撃を通しやすくなりますね。
青単スペルなら青青で出せるでしょうし、構えてターンを渡しても違和感がないので奇襲性能にも優れています。
Gev,Scaled Scorch
主人公パーティの1人で、曲芸が得意な棍棒使いのゲヴが登場です。
優秀なスタッツな上攻撃的な護法も持ち、味方のサイズアップも助けてくれます。
1点のダメージはトカゲを唱えた瞬間誘発するので、戦場に出る時にはしっかり+1/+1カウンターが乗った状態で出すことができます。
また、傭兵(ならず者)でもあるので『笑う者、ジャスパー・フリント』との相性が抜群です。
同じセットの『炎貯えのヤモリ』も邪術師(ならず者)なので面白そうですね。
月の集会/Lunar Convocation
ライフを得ていれば1点ドレイン、ライフを得ながら失っていれば1/1フライヤーが展開できます。
失う手段は内蔵されているので、あとはライフゲインを用意したいところです。
軽いので複数展開し、複数体のコウモリを出していく戦略も十分アリでしょう。
ドローの方も『アルゲールの断血』相応と悪くない性能。
膠着した盤面でもアドバンテージを稼ぎつつ、打開策を探しにいけます。
Portent of Calamity
アトラクサを彷彿とさせる、カードタイプを参照するドロースペル。
手札に加わる枚数は運次第ですが、対象外のカードを墓地送りにできるのは悪さができそうです。
X多めで4枚以上のカードが追放できればタダで唱えられますが、ソーサリーであるため非常に隙が大きいアクションになってしまうのが残念。
『渓間の洪水呼び』で瞬速を付け、相手のエンドフェイズに一気に畳みかける!……という動きができたら気持ちよさそうです(笑)
縫い合わせの旗/Patchwork Banner
指定したクリーチャー・タイプ限定ながら、不特定マナで展開できる『栄光の頌歌』です。
しかも何故か『マナリス』効果まで!?
バフ対象を限定的にしたら3マナ×2相応の効果が持てるのか……
ロードクリーチャーと異なり、破壊されにくいのが長所。
それでいてかつ後続の展開だけでなく非クリーチャー呪文のマナとしても対応できるので、構築においてこれを採用したデッキが出てきてもおかしくはないでしょう。
Scavenger’s Talent
サクリファイスデッキを組んでと言わんばかりの一枚。
Lv.2でライブラリーアウトさせて勝つのでしょうが、枚数は『石臼』相当と控えめなので、積極的にサクれるよう構築したいものです。
体制さえ整えば、自分と相手を一巡する間に食物トークン×2。
3点ゲインで延命しながら山札を削る長期戦へと持ち込めます。
リアニ効果でハンデスや除去効果を持ったクリーチャーを復活させて壁にし、このエンチャントを複数枚貼れば加速。
そう上手くはいかないでしょうが、ロマンが膨らむ一枚だと思います。
Cruelclaw’s Heist
この卵は〇〇〇〇の卵。
手を伸ばしているのは、残虐爪くん。
そして『注目のストーリー』……ぜひ読んでいただきたいです!
ハンデスしても手札増えるなら意味ないじゃん!と思いがちですが、さにあらず。
手札を捨てさせる効果よりも贈呈が先に解決されるので、1枚選択肢が増えた状態から相手のカードを強奪できるというわけです。
手札をあらわにされ、最善手を奪われた相手はまさに卵の主のような気分になるでしょう!
カワウソボールの精鋭、キッツァ/Kitsa, Otterball Elite
目が光っている!
目が光るやつはMTGでは強い!俺は詳しいんだ!!
※神ジェイスなど
スペルを連打して果敢で成長させ、ここぞの1枚をコピーする戦略を取るのがセオリーでしょう。
2~4マナを消費した上で本命を唱える必要がありますから、やはり主戦場は0マナ非クリーチャー呪文の多い下環境ですね。
あるいは装備品やオーラ、ロード能力でバフをかけて条件を達成するという方法もいけそうな気がします。
各種プレビュー(2024年7月18日確認)
Spellgyre
泳ぎの名人っぽいカワウソが流されてしまっています。
「カワウソの川流れ」……ってコト!?
ダブシン4マナカウンターは『取り消し』以下の効率。
しかし、トップ2枚を見た上で2ドローできる呪文のオマケとなれば話は別です。
次期スタンダードで『記憶の氾濫』の後釜となるかは怪しいですが、なかなか悪くない呪文ではないかと感じています。
Stocking the Pantry
見て!リスがドングリを集めているよ
かわいいね
+1/+1カウンターデッキに積めるドローエンジン、おそらく強いですよコレは。
ついでの1マナで置ける上、任意のタイミングでドローに変換。
しかも「1体に1個以上」表記であるため、複数体に1個乗ればその数だけドローの種を増やせるわけです!
Stormchaser’s Talemt
非クリーチャー呪文を得意とする青らしいクラス。
とはいえ、レベルアップに必要なマナが重いのは玉に瑕ですね。
そのためか「1マナ1/1果敢のクリーチャー」とみなす方も少なくないようです。
『鍛冶の才能』同様パーマネント数を参照するカードの種にもできますし、生贄を要するカードのコストとしても使えます。
Valley Flamecaller
赤らしいダメージ増加効果を持つトカゲ術師。
対象が限定されている分、柔軟なダメージ加点が可能です。
パーマネントなので、クリーチャーやPWはもちろん、バトルにも1点加算されます。
また、戦闘限定ではないため『雇われ爪』のような効果によるダメージも対象です。
『タール火』のような同族呪文、また出てきませんかね……
管理人が購入したカード(2024年7月30日時点)
玉虫色の蔦打ち/Iridescent Vinelasher[$3.49]
やはりこのカードは強いだろう。
その思いが捨てきれず、日本よりも安価な海外通販で購入を決めました。
1マナで最序盤から置けますし、ダメージ誘発条件が非常に簡単。
さらに『新生』コストも軽いのに、ほぼ同質のクリーチャーを生成できてしまう。
ローリスクでミドル~ハイリターンな一枚だと感じています。
ちなみに価格的な話をするなら、$1=150円と考えて、$3.49≒524円。
2024年7月30日時点の日本価格は2,000円前後。
たとえ過大評価だったとされ暴落したとしても、購入時の価格程度になるくらいだと思うんですよね。
ついでにトークンも買いました!(笑)
※価格:$0.35≒53円
強いレアカードが生み出すトークンって『鏡割りの寓話』しかり、結構バカにならない価格になってしまうので。
使うのであれば、今のうちに購入しておこうかなと。
あとこのトークン、マナ・コストが[黒]ということは『信心』メカニズムにも影響するんですかね?
渓間の洪水呼び/Valley Floodcaller[$1.99]
クリーチャーだけど、付与範囲がいくらなんでも広すぎる。
このテのクリーチャーは今までにも登場し、期待されてはあまり活躍できず暴落するというのがデフォでした。
今回の『洪水呼び』も同じような目にならないとは言えません。
しかし、以上を鑑みても、クリーチャー以外が瞬速になるのは強いだろうなと。
適用範囲が『嵐捕りの導師』にようにインスタントやソーサリーまでだったらスルーしていたでしょうが、実際はもっと広かった。
「ひょっとしたら、この先やってくれるんじゃないか……?」という期待を捨てきれませんでしたよ(笑)
そんなカードが海外だと$2(300円)くらいで買えるというのですから、賭けてみることにしました。
情け知らずのヴレン/Vren, the Relentless[¥50]
海外の兄貴たちの評価に乗ってみるぜ!
個人的には「いやいくらなんでも弱いだろう」と思ってます。
護法やトークン生成があるからとはいえ、最近のスタンダードで4マナ3/4というサイズは時代遅れなのではないかと。
しかし、海外の評価はどうにも違うらしいです。
※2024年7月17日時点。現在は10分の1くらいになっています
「もしかして……もしかするかもしれないのか……!?」
散々暴落の経験をしてきた管理人も、これには大興奮。
50円くらいだったらハズレても笑えるよねということで、駄菓子屋のおもちゃくじのような感覚で買うことに。
万一やってくれるカードだとしたら、トレード材料にしてみてもいいかもなぁ。
長川の引き込み/Long River’s Pull[¥30]
いや、何だかんだ使うようになるでしょ。
巷では「アドを失っているから弱い」という評価が強そうですが、管理人としては「それはそう」「だとしてもたぶん使うようになるんだろうなぁ」と感じている一枚です。
やっていることはモダンでも4積みされている『対抗呪文』であり、『攪乱プロトコル』と違ってわざわざアーティファクトを積む必要もありません。
クリーチャー主体のデッキ相手には『贈呈』せず、2マナカンスペとして使えます。
対抗呪文化させたい時には追加のマナやディスカードもなく、『贈呈』するかどうかの宣言だけでいいですし。
やはり「何だかんだ言いつつも便利だから普通に採用される」と思っています。
カードプレビューのスケジュール
『ブルームバロウ』のプレビュー(新カード紹介)は、以下のスケジュールに沿って実施されます。
スケジュール概要
内容 | 日付 |
マジック公式ストーリー公開 | 2024年7月2日 |
デビュー配信とプレビュー開始 | 2024年7月9日 |
カードイメージギャラリーにて全収録カード公開 | 2024年7月19日 |
MTGアリーナにてリリース | 2024年7月30日 |
テーブルトップ公式発売日 | 2024年8月2日 |
日本発のプレビュー
発信者 | 日付 | アカウント |
BIG MAGIC | 2024年7月11日 | @MtgBigmagic |
晴れる屋メディア | 2024年7月12日 | @hareruya_Media |
MTGアリーナ日本公式 | 2024年7月15日 | @MTGArenaJP |
はつゆき_TCG | 2024年7月16日 | @HatuyukiYp |
MTGJP | 2024年7月16日 | |
開封大好きよしひろ | 2024年7月17日 | @Human_Monk |
マジック:ザ・ギャザリング | 2024年7月17日 | @mtgjp |
マジック公式ストーリーまとめ
タイトル | 公開日 |
第1話 災厄、渓間に来たる | 2024年7月2日 |
第2話 期待通りのパーティー | 2024年7月3日 |
第3話 失ったもの、見つけたもの | 2024年7月4日 |
第4話 占術と嵐呼び | 2024年7月6日 |
第5話 噴水港の黄昏 | 2024年7月9日 |
さいごに
今回は『ブルームバロウ』で個人的に注目しているカードについて紹介させていただきました。
新たに注目したいカードが紹介され次第追記してまいりますので、よろしくお願いいたします。
本当にマジックとは思えない規模で「かわいい」が散りばめられた次元。
せっかくならマジックをやったことのない方にも手に取っていただきたい限りです。
↓のスターターキットを注文・購入し、家族や友達を誘ってみてはいかがでしょうか?
……管理人も誘う友達がいればなァ!!( ;∀;)