MC Amsterdam会場発表(2024年6月28日発表)
ラノワールのエルフ/Llanowar Elves
緑の最軽量マナクリが『ドリナリア』から約6年半ぶりに帰ってきました!
広背筋がたくましいイラストでの再録です!
『極楽鳥』と共に「見たら焼け!」と言われるほど、強力なマナ加速ができる一枚。
しかも『ファウンデーションズ』収録カードは5年間スタンダードで使用できるので、発表時に緑系ビートダウンデッキ遣い達はさぞ歓喜したでしょうね。
審判の日/Day of Judgment
「えっ 4マナ全体除去をノーリスクで撃っていいのか!!」
「ああ… しっかり撃て」
『集団失踪』『証人隠滅』など、近頃の4マナ全体除去呪文には相手にメリットを与える効果が付く中、まさかの『審判の日』再録と相成りました!
とはいえ、最近は追放除去が望まれることが多いことから、正直どこまで活躍の目があるのかはまだわからないですね……
全知/Omniscience
『全知』再び!
『基本セット2019』から約6年4ヶ月の期間を経て、超強力踏み倒しエンチャントがスタンダードへ登場です。
能力に見合った、バリ重なマナコストがトレードマークのこの一枚。
おそらくデッキビルダー達が、またとんでもデッキを構築するようになるのでしょうね……
勇者の頌歌/Anthem of Champions
色拘束強くしたら『栄光の頌歌』を軽くしていいんかーい!!(笑)
これを4積みしたウィニーデッキが台頭してくるでしょうか?
『カルロフ邸殺人事件』で『戦導者の号令』が出てきましたから、2マナというのは割と適正値なのかもしれませんね。
『跳び込め』のようなカードもありますし、どのようなデッキが出てくるか楽しみです。
九生の使い魔/Nine-Lives Familiar
「猫には九つの命がある」という言葉の通りのネコちゃん!
持っているのは自分の骨だったり……?
生き返るたびカウンターを乗せるので、『完全なる統一』とのコンボが話題になっています。
出た時8点!復活で7点!すごい!!
ただし、追放除去されると生き返れないので『エルズペスの強打』『太陽降下』などの追放除去には気を付けましょう。
Gen Con 2024会場 Max McCall氏(2024年8月15日)
サバンナ・ライオン/Savannah Lions
『第9版』から実に約19年4ヶ月の歳月が流れ、元祖白ウィニーの花形がスタンダードに舞い戻りました!
今では珍しくない1マナ2/1のボディも、イラスト同様堂々とした風格を漂わせています!
マスターズ25thではコモン落ちを経験しましたが、今回アンコモンになっていますね。
新規にはわかりやすく、往年には懐かしくという感じのカードとしての収録だと思いますが、せっかくの再登場なので構築でも出番を期待したいところです。
頑張れサバンナ・ライオン!
お手伝いする狩人/Helpful Hunter
やはりMTGのネコは素晴らしい。
『ファウンデーションズ』最かわ賞を受賞できますよクォレハ……
モデルはイラストレーターさんの飼い猫でしょうか?
性能は『神憑く相棒』。
エンチャントではなくなりましたが『神河~輝ける世界~』がスタン落ちしたので、あまり影響しないと思います。
それにしても『九生の使い魔』といい『サバンナ・ライオン』といい、もしかして今後スタンダードで猫デッキが組めるようになるんですかね!?
復讐に燃えた血術師/Vengeful Bloodwitch
『血の芸術家』復活ッッ!!
そう思っていた時期が、管理人にもありました。
相手の死亡時には誘発しないので、実際は調整版という感じです。
誘発範囲が狭くなってはいますが、アリストクラッツ的にはなんら問題なく機能しますね。
『先祖の結集』を使っていた身としては、久しぶりにデッキとして成立するのを期待したいところです。
加えて、邪術師であり『悪事』を働けるので『サンダー・ジャンクションの無法者』とのシナジーも検討されそうな気がします。
デビューパネル+各種プレビュー(2024年10月26日)
初祖牙、アラーボ/Arahbo, the First Fang
猫版イラストの人気が高いアラーボがスタンダードに参戦!
白く長いたてがみと髭が雄々しいですね……!
3マナ2/2と猫全体強化まではスタンダードなロードクリーチャー。
驚くべきは、自身とトークン以外の猫が出るたびに1/1を生成する能力でしょう。
しかもターン制限がなく、「1体以上」でもないのでますます強そうです。
血に飢えた征服者/Bloodthirsty Conqueror
5マナ5/5飛行接死!この時点で強い!
それでいて先制攻撃をもつ『黎明をもたらす者ライラ』には勝てないのは、なんともキレイにオチがついているなぁと感じました。
ですが真に注目されているのは、下の能力。
ダスクモーンで登場した『永劫の不屈』と組み合わせれば、お手軽無限ゲイン&ルーズ!
自身がライフを得るか相手がライフを失えば、その時点からコンボが始まります。
『不屈』が破壊耐性を持っているのも追い風ですね。
整炎師、チャンドラ/Chandra, Flameshaper
整炎師?
整体師みたいな職業かな?
歪んだ炎を整える……的な??
『炎呼び、チャンドラ』のような、ランプデッキのフィニッシャーという印象です。
自身の能力ではプレイヤーへの打点を生み出せませんが、2つのプラス能力で強力な呪文へのアクセスができる上マイナス能力で柔軟な除去もできるので、試されるとは思います。
水晶のバリケード/Crystal Barricade
隊長さん!
これで新品同様というのは無理ありますって!
どう見てもめちゃごっつくなってますやん!!(笑)
ザ・サイドカードな壁クリーチャー。
これがいる限り、火力呪文はいっさい飛ばなくなります。
もちろん4点以上で自身が除去されたり、火力ではなく確定除去は普通に当たるので、やはり相手を選ぶカードです。
エルフの大ドルイド/Elvish Archdrui
エルフのロード兼大量マナ生成器が、約12年4ヶ月ぶりに堂々復活!
手にした杖と表情からは強者の威厳が放たれています!
同セットに『ラノワールのエルフ』がいるのにも注目です。
ラノエル→ドルイドと来れば、3ターン目6マナにも到達し得ます。
最近のCMでも「鳥は焼け」と言われていますが、それ以上にエルフを焼かなくてはいけない事態になりそうですね……!
永遠曙光の伝令/Herald of Eternal Dawn
「安心しなさい。助けに来ましたよ」
「で、でも天使様……髪がッッ!」
「誰がハ○ですか愚か者ーーーッ!!(ピシャーン)」
……とか考えているのは、管理人だけでしょうか?
『白金の天使』がトリシンとなったかわりに、サイズアップ&瞬速を引き連れて復活。
ギリギリの接戦で勝ったと思った瞬間、これが出てきて逆転されたら泣いてしまうかも。
一部では「アーティファクトでなくなったから弱体化した」とも言われているようです。
狡猾な侵入者、魁渡/Kaito, Cunning Infiltrator
ジェイスにかわり基本セットの顔となった魁渡!
ダスクモーンで言っていたように、鼻をへし折ってその座を手にしたのでしょうか?
戦闘ダメージを与えたクリーチャーの数だけ忠誠度が上がる常在能力と、アンブロ付与のプラス能力がかみ合っていますね。
あれ?3マナで忠誠度+2……どこかにそんな感じの鹿男がいたような??
と思うプレイヤーがいるためか、トークン生成はマイナス能力かつ細めの性能。
しかし、『悪夢滅ぼし、魁渡』で紋章を並べればマッチョになりそうですね!
論破/Refute
日本でウケそうなカード名ですな!
唱える際には必要以上に相手を煽らないようにしましょう。
呪文消された時点で十分苛立っていますからね。
ついに『取り消し』の完全上位互換コモンが出てきました。
打ち消すついでにルーティングできるのはありがたいです。
ただ、打ち消さないと手札交換ができないのには注意してください。
焦がし切りのゴブリン/Searslicer Goblin
どこのゴブリンだ?と思いましたが、甲冑的な装備からして神河でしょう。
「反乱を起こすつもりはなかったが、反乱は起きてそれが楽しい!」
うーん、この勢いまさにゴブリン。
強襲能力はこれ本体が攻撃する必要はありません。
なので、適当な1/1を討ち取られる前提で突撃させればリスポーンします。
『戦導者の号令』のようなカードと好相性です。
時間停止/Time Stop
スタン収録が約17年4カ月も『時間停止』していたカードが、再び動き出しました!
管理人を含め、イラストに心惹かれた方も多いのではないでしょうか?
わかりにくいですが、言ってしまえば「強制終了ボタン」。
致命的な打ち消せないカードも積もり積もったストームも、一切合切をその場でプッツリ切ってしまうカードです。
ただし、これ自体は普通に打ち消されますので過信は禁物ですよ。
双炎の暴君/Twinflame Tyrant
ツインヘッドドラゴン!
そりゃ傭兵さんも二頭分の料金がなきゃやってられんでしょう!
おいそこ、狩れないことへの言い逃れとか言うんじゃない。
死者の王、ザル・アシュール/Zul Ashur, Lich Lord
『肉体のねじ切り』『犠牲』などのフレーバーに書かれていたザル・アシュールが、ついに実装!
死者の王を称するだけあって、堂々とした立ち姿です!
2マナ2/2の標準ボディに、軽めではあるもののライフロス護法付き。
さらにタップで墓地からゾンビを1体唱えることができます。
起動はソーサリー限定ではないので、瞬速持ちゾンビが墓地にいたら相手のターン中にでも出すこと……できますよね?
基本土地[FDN]
ファウンデーションズのフルアート土地には、PWや伝説のクリーチャーが描かれています。
アジャニがテーロスで遠くを見つめているイラスト、素敵ですね。
装飾からしてニューカペナの鉄道には、ジアーダが描かれています。
まだ未発表ですが、おそらく彼女も収録されるのでしょう。
フルアート土地は、各色2種類ずつ存在するようです。
ストリクスヘイヴン学院構内にいるジモーンと……神河で沐浴をする魁渡!?
たくましい広背筋……肩に神河の未来背負ってんのかい!!?
各種プレビュー(2024年10月29日確認)
Battlesong Berserker
赤らしい攻めっ気に富んだクリーチャー。
威迫付与は自身にも、これ以外が攻撃した時にも付けられるので便利です。
ダスクモーンで登場した『最優秀殺害者』に似てますね。
こちらもリミテで活躍しそうな予感がします。
欠点は、サイズと共にレアリティも上がっていることでしょうか。
剥き出しの爪/Claws Out
お魚狙った猫が……十七匹も!?
猫はかわいいですが、この数で襲われたらひとたまりもないですね。
タイトルの通り、爪も剥き出しにしているので!(;^_^A
3体以上の猫がいれば、白白で+2/+2修正が受けられる全体強化呪文。
しかも、強化は猫限定ではないのもポイントです。
相手が全体攻撃してきた時は、立っているマナと猫の数に注意しましょう。
倍化の季節/Doubling Season
あの人気倍増エンチャントが約19年ぶりにスタンダード収録を果たしました!
さらに見てください!このにゃんこにあふれたイラストを!!
ああ^~たまらねぇぜ!!!
「本流セットでの収録が難しい」とされていただけに、ここに来ての再録はかなり大きなインパクトになると思います。
さらに現在では『亭主の才能』もあるので、ダブル搭載したトンデモデッキとかも出てきそうですね。
Fiery Annihilation
『ガラス工場』などでも4点なのに、3マナ5点はアツゥイ!!
追放までできるのは、つよつよ過ぎませんか?
さらに装備品追放は、これでクリーチャーが討ち取れなくてもできるんですよね。
最近の赤単の暴虐ぶりに介入してきた感じでしょうか。
『騒音の悪獣』『心火の英雄』の死亡時誘発を無力化できますし、『ミラディンの悪断』もついでに処理できます。
問題は3マナとちょっと遅めなことですが、5点ならまだ間に合いますかね?
High Fae Trickster
ブルームバロウの『渓間の洪水呼び』でも驚いたのに、今度はクリーチャーでも瞬速しちゃっていいんですか!?
しかも飛行でパワー4……たまげたなぁ。
4打点な上に通しやすく、さらに自他が瞬速で出てくるという山盛りスペック。
弱点としてタフネスを2にしてあるのでしょうが、『切り崩し』からは逃れられます。
フィニッシャーを支えつつ、自身もそうなれる凄みを感じますね。ゴクリ……
Koma, World-Eater
マナ総数が前回同様なのに、なぜか7マナ8/12と超成長。
さらにトランプルと護法4、打ち消し無効という、布告や全体除去を撃たずにはいられないトンデモ性能でやってきました。
起動能力妨害や破壊不能付与がないだけ、まだマシな気がしますけどね。
Scrawling Crawler
『黙示録、シェオルドレッド』『剃刀族の棘頭』に続く、対戦相手のドローでダメージを与えるクリーチャー!
マナコストも2→3→4と綺麗に揃っていて、連続で出されたら嫌になっちゃいますね(;´・ω・)
上記2枚と組むのは、割と現実的な話だと思います。
このカードによって相手のドロー枚数が増えるので、ダメージレースがさらに加速するからです。
もちろん打開策を引かれる可能性も増えますし、『切り崩し』『見栄え損ない』が当たるサイズではありますが。
金屑の嵐/Slagstorm
赤ダブシン全体3点火力の元祖が帰ってきました!
後半除去サイズとして物足りなくなっても、プレイヤー3点火力として使えるのが『兄弟仲の終焉』との違いですね。
初出当時のスタンダードでは『紅蓮地獄』とどちらを採用するかが話題になっていたようです。
今だとクリーチャーの質が昔より上がっているので、こちらを用いることが多くなりそうな気がします。
忘れ去られし伝承のスフィンクス/Sphinx of Forgotten Lore
4マナ3/3瞬速飛行に加え、攻撃時にインスタント・ソーサリーを再利用!
コントロール好みな性能ですね。
ただ、この手のカードにありがちな「何もできず墓地送り」が多発しそうなのが心配……
ゾンビ化/Zombify
『蛾の儀式』スゲー!と話題になった直後のセットで、はるかにマナ拘束が緩い昔の呪文を再録。
……『蛾の儀式』君は泣いていいと思います!( ;∀;)
非常にシンプルかつ優良コストのリアニメイト呪文。
しかも、最終カウンターのようなデメリットも一切なしという破格ぶり。
相手の墓地からは選べませんが、基本自前の墓地から呼ぶのでそれ程問題にもならないでしょう。
各種プレビュー(2024年10月31日確認)
七つの死の種夫/Sire of Seven Deaths
マナも7!ボディも7/7!能力も7!護法も7!
こんなのが終いには『魂の洞窟』経由で出てきたら、シャレになりませんね!
見た瞬間『魂剥ぎ』『アーボーグの掃除屋』を想起した方も多いのではないでしょうか。
ただ、飛行と接死は他のカードで補完する必要があり、護法においてはコピー対象に入っていない点には注意が必要です。
運命を笑う者、アリーシャ/Alesha, Who Laughs at Fate
『運命再編』で登場したマルドゥのカン、アリーシャが再登場!
もしかして、タルキール再訪編では1,000年前のその後も取り扱うのでしょうか!?
攻撃時に強化されるので、実質3/3/3先制攻撃と優秀なスタッツでスタート。
さらに、強襲能力でパワー以下のクリーチャーを復活でき、攻撃すればするほど対象範囲が広くなります。
また、強襲は自身以外でも誘発するので、攻撃せずリアニメイトだけする戦法も可能です。
親族旗/Banner of Kinship
このイラストのタッチは……ブルームバロウ!
やはり可愛らしい世界観は癒しになりますね。
かつての『旗印』が強力になりました。
前回は軍勢が壊滅すると痛手でしたが、今回の修正値は出した時に固定されます。
一度倒されても再展開し、巻き返しを図りましょう!
次元の先駆者、ケラン/Kellan, Planar Trailblazer
『エルドレインの森』~『サンダー・ジャンクションの無法者』まで駆け抜けてきた、オーコの息子・ケラン。
これまでの旅の軌跡が、一枚のカードにまとめられました。
『運命の大立者』系のマナをつぎ込んで成長するクリーチャーですが、彼の場合、成長が恐ろしく早いです。
3ターン目には3/2二段攻撃+α。止められなかったらとんでもないアドバンテージが生まれます。
最後まで行っても『切り崩し』などが当たるスペックですが、それはそれで「1マナのクリーチャーが有効な除去を吸ってくれた」という功績になるでしょう。
Kiora, the Rising Tide
『機械兵団の進軍:決戦の後に』から早くも二回目の登場となるキオーラ!
MTGアリーナでは水着アイコンが実装されたりと、出番に恵まれていますね。
ETBで2枚ルーターを行うので、ほか5枚を墓地に送れば4ターン目に最速8/8トークンが生成できます。
とはいえ3/3/2の回避能力なし標準ボディですから、飛行やアンブロなどでカバーしないとですね。
悪戯な神秘家/Mischievous Mystic
『型破りな協力』内蔵の2/2/1フライヤー。
除去が当たりやすくなりましたが、シングルシンボルかつ自身がクロックになれるのは大きな進歩だと思います。
トークン生成は各ターン2枚目のドローなので、基本的に通常ドローに加えなにかしらのドローで作っていく感じになるでしょう。
インスタントタイミングで2ドローできるのなら相手ターンでもいけますが、なかなか難しそうです。
ルーティングでも誘発するので、コスト的にはそちらの方が効果的かもしれませんね。
非常識な図体/Preposterous Proportions
見た瞬間思わず「おバカーーーーーー!!」と口に出ていました(笑)
1/1でも11/11になるなんて、まるでエルドラージみたいだぁ(直喩)。
超パンプアップに加え、警戒まで付与できるのが強いです。
トランプルこそ付いていませんが、この修正値だとブロックは必至ですし、相手にターンを返してもブロック要員を減らさないのがまたなんとも凶悪。
リミテでの膠着状態からこれを撃たれたら、即投了したくなりますよ……(-_-;)
フルスポイラー後(2024年11月2日~確認)
深淵の収穫者/Abyssal Harvester
墓地に置かれたばかりの新鮮なクリーチャーをナイトメアとして復活させるデーモン!
タイミングが限定されている点、先客のナイトメアとは共存できない点にはお気を付けください。
しかし、そのターン中墓地に置かれたのであれば敵味方問わずマナを支払う必要なくリアニメイトできるのは強力です。
さらに起動はソーサリー限定ではないため、相手のターン中『喉首狙い』などを撃ってからエンド前にリアニメイトというのもできますね。
冒涜的布告/Blasphemous Edict
『布告』の名にふさわしい生贄式リセットボタン。
戦場に13体以上いれば……たった1マナで唱えられるとは!?
全体除去として機能させるには、敵味方各13体以下かつ合計13体以上が望ましいですね。
(数が普通に多い上、敵が14体以上なら除去しきれないため)
加えて、死亡時誘発クリーチャーを多目にしてアドバンテージも取れるとなおいいでしょう。
稲妻波/Boltwave
……えっ。
1マナでプレイヤーに3点?……冗談でしょ??
ソーサリーかつプレイヤー以外飛ばなくなった『稲妻』。
こう書くとかーなーり制限されているように見えますが、実際はPWには飛ばなくなった『溶岩の打ち込み』です。
つまり、最初からプレイヤー狙いのバーンには縛りになっちゃいないということですな!ガハハッ!!
薄暮の聖人、エレンダ/Elenda, Saint of Dusk
『イクサラン:失われし洞窟』の前日譚に登場していたエレンダ様!
相変わらずの神性、そしてお美しさです。
初期値より1点でも多ければバフが発動するので、実質4マナ5/5威迫絆魂とかなり優秀なスタッツ。
インスタントからの呪禁もあるので、出した瞬間ナムアミダブツな展開は避けられます。
一方でソーサリーやクリーチャー効果は普通に受けますので、気を付けましょう。
束の間の飛行/Fleeting Flight
リミテで嬉しい+1/+1カウンターによるバフ&ターン制限あり飛行付与!
そして……はぁ!?戦闘ダメージ軽減ンッ!!?
リミテでやられたらキレるバットリ選手権ぶっちぎりの一位ですよクォレハ……
① 戦闘前に撃てば、相手の飛行持ちのブロックを無意味にできます。
② 戦闘中に撃てば、同士討ちを狙った相手を一方的に倒せます。
ゴブリン奇襲/Goblin Surprise
ラッパ効果+『ドラゴンの餌』。
全体バフスペルでありながらクリーチャー枠にもできます。
コモンということもあり、リミテで悪さしそうな一枚です!
複数枚ピックした赤系のデッキが構築されそうな気がします。
序盤は頭数を揃え、中盤以降には全体バフで大ダメージや同士討ち。
さらに今回、ゴブリンシナジーも狙えそうなんですよね。
溌剌とした探検家、おたから/Loot, Exuberant Explorer
ジェイスとヴラスカの養子・おたからちゃんが再登場!
今度は緑単色となり、ランドブースト能力を持ってきました。
起動型能力は6マナと重いうえ土地の枚数も必要ですが、一度回りだしたら重量級をポンポン量産できそうです。
サーチ枚数が6枚と、『集合した中隊』並にあるのもGood。
ただし、出せるのはクリーチャーのみなのはお忘れなく。
過去立たせ/Raise the Past
アマリアコンボで活躍した『戦列への復帰』を彷彿とさせるスペル。
召集によるマナコスト軽減はできなくなりましたが、かわりにX=2固定ですべてを戻せるようになったのは大きいと思います。
これが5年間スタンダードに存在するのは、悪い予感しかしませんね(笑)
またアマリアさんのようなトンデモコンボが、運営の忘れた頃に出てきそうな気がします!
空騎士の従者/Skyknight Squire
他のクリーチャーが出るたび成長し、のちのち4/4以上かつ飛行を持つドラゴン並に化けます。
猫タイプを持っているのも、地味に効果がありそうな気がしますね。
『クウィリーオンの獣呼び』と異なり、戦場に出るたびカウンターが乗るので、『毅然たる援軍』など複数体展開するカードとは好相性。
放置すると余裕で6/6飛行くらいになるので、相手に対処を迫れます。
サイズアップも何かのおまけでできるので、無理なく積むことができるでしょう。
双刃の祝福/Twinblade Blessing
インスタントタイミングでの二段攻撃付与はリミテの悪夢ゥ!!
しかも恒常的に付くのがまた厄介ですね……
使う側はブロック確定後に唱え、使われる側はこれを見越して除去を当てる展開になるのは、同系統呪文の定石。
どれくらい使われるかはまだわかりませんが、駆け引きが発生しそうでちょっとドキドキしてます。
逆説の彫刻家、ジモーン/Zimone, Paradox Sculptor
ダスクモーンの救出班として参加していたジモーンが早くも再登場!
パワーが上がる能力はひょっとして、タイヴァ―から影響を受けたのでしょうか?
恒常的に味方を強化し、軽いマナ消費でカウンターを2倍にする能力は、リミテにおいて紛れもないボムレアです。
構築では4マナとミドルサイズでありながら初期値が『切り崩し』圏内なので、少し心もとない印象。
また、倍加するカウンターの種類は選べないので、うっかり麻痺カウンターなどデバフ系が乗っているカードを選択しないよう気を付けましょう。
カードプレビューのスケジュール
『ファウンデーションズ』プレビューは、以下のスケジュールに沿って実施されます。
カードプレビュー
内容 | 日付 |
デビュー配信&プレビュー開始 | 2024年10月26日~10月31日(仮) |
全カード公開 | 2024年11月1日(仮) |
プレリリース | 2024年11月8日~11月15日 |
MTGアリーナにてリリース | 【未発表】 |
公式発売日 | 2024年11月15日 |
日本初プレビュー
Xアカウント | 日付 |
MTGJP Facebook | 2024年10月27日~10月30日 |
2024年10月27日~10月31日 | |
2024年10月28日 | |
2024年10月29日 | |
2024年10月29日 | |
2024年10月30日 | |
2024年10月30日 | |
2024年10月31日 |
さいごに
今回は『ファウンデーションズ』で個人的に注目しているカードについて紹介させていただきました。
他のセットと異なり5年と長く使えるセットですから、キーパーツとなるようなカードが登場して欲しいですね。
ファーストルックによると「モダンや統率者戦の深淵へ飛び込みたい方」向けでもあるセットらしいので、結構期待してよさそうな気もします!
また、過去存在した『基本セット』の役割も担ってそうですから、ここからマジックを始める方が増えてくれると嬉しいです……増えて!!(切実)