こんにちは、アザ・キャストです。
2023年1月18日2時、『ファイレクシア:完全なる統一』のデビュー番組が放送されました!
【お知らせ】1月18日(水)午前2時より、最新スタンダードセット『ファイレクシア:完全なる統一』のデビュー番組を配信!
新たなカードやメカニズムなど、いち早く情報をゲットされたい方はぜひお見逃しなく!
📺日本公式YouTube(日本語字幕機能あり)https://t.co/au84eHiQuJ#mtgjp #MTGPhyrexia pic.twitter.com/N7xEdVnV1I
— マジック:ザ・ギャザリング (@mtgjp) January 17, 2023
先んじて公開されたストーリーは「あまりにも絶望的な内容」で、「こんなの一体どうしたらいいの~~!」という感じでしたね。
カードの方もどうなってしまうのか!?
やはり今回もドキドキしてしまい、個人的注目カードについて記事を出しました!
最近マジックからますます離れ気味になっていますが、ファイレクシアに抵抗するPWやミラディン人たちに負けないよう書いていきますので、よろしくお願いします!
※当記事での評価は、あくまで投稿日時点での個人の評価です。
2023年1月18日『ファイレクシア:完全なる統一』デビュー番組
番組内で紹介されたカードについて見ていきましょう。
生ける治療、メリーラ
ミ○・ジョヴォヴィッ○かよ!!(※第一印象)
装備といいポーズといい「感染モノ」といい、まさにそうとしか言いようがありませんでした(笑)
気になる効果は、「毒カウンター軽減」と「味方の復活能力」。
『サッフィー・エリクスドッター』を想起させる能力ですが、こちらは追放となっており、カードパワーの絶妙な調整が感じられますね。
それにしても2マナ3/3スタッツとは……セレズニア(緑白)はゴリラの一族なのでしょうか?
栄光のドミヌス、モンドラク
「ドミヌスとは何ぞや?」と思う方も多いでしょうが、どうやら「モノリスの一種」のようです。
ゲス卿の塔よりも更に威圧的にその風景を圧倒するのは、苦痛のドミヌス。ファイレクシア人が入植し、ぎらつく油とその誉れがこの次元を正しく真なる姿へと変え始めた時、大地の一部が目覚めた。それらは動き、身を震わせ、放浪を始めた。(『ファイレクシア:完全なる統一』サイドストーリー第2話より引用)
4マナ4/4の十分なボディに『選定された行進』効果を持ち、さらにはクリーチャーゆえの除去のされやすさを自身で生み出したトークンでカバーできるというパワフルさ!
しかも、ファイレクシアマナで付与できる『破壊不能カウンター』なので、簡単に貯め置きもできちゃいます!
唯一欠点があるとしたら、『伝説』であることですね。それ以外は、追放除去以外簡単に処理できそうにない厄介なシステムクリーチャーだと言えるでしょう。
耐え忍ぶカー、ケンバ
「なになに?耐え忍ぶ……力一(りきいち)??」
まさか『力一』というのは、種族をさす言葉だったとは……(違います)
冗談はさておき、ケンバは『ミラディン』に登場したレオニンの王・ラクシャの後継者で、『ミラディンの傷跡』で初カード化していたクリーチャー。
ちなみに、『カー(Kha)』は『王』をさす言葉です。
話題になっているのは、1ターン目『巨像の槌』からの『ケンバ』ですね。自身のバフも乗って、2マナ13/13が2ターン目に爆誕します!
白の太陽の黄昏
各色の法務官とミラディンの太陽が描かれている『黄昏』サイクル。
白の黄昏は、「X点ゲイン+1/1ファイレクシアン・ダニをX体展開」です。
さらにX≧5の場合には、自陣のダニ以外のクリーチャーを全体除去できます。
ゲーム後半にX高めに出して、次のターンに決着ということもありそうですね!
クリーチャー以外は残りますが、展開されるダニが『毒性』持ちなのがいやらしいです。ライフは回復で取り戻せますが、毒はなかなか取り除けないので!
スクレルヴの巣
たまに出てくる2マナトークン継続生成の『苦花』系エンチャント。
『戦慄衆の侵略』とは異なり、トークンは複数体展開してくれます。
ブロックできないのは不便ですが、延々と戦力・サクリファイスことを供給してくれます!
『苦花』調整の新たな形という印象を受けました。他の手段でも毒カウンターを3個以上付けられるようにし、発生コストの回収&死亡時誘発のカードと組み合わせるということがしたいですね。
ふくれた汚染者
シングルシンボル3マナに4/4トランプル、さらに『毒性』&『増殖』まで!?
貫通能力のおかげでダメージが通りやすいですし、自身で付けた毒カウンターを自己増殖させることもできちゃいます。
緑はサイズアップが得意な色なので、さらに大きくして攻撃を通していきたいですね!
サイズが大きいと毒が貯まる前に決着しそうですけどね。とはいえ、単純なダメージと『毒性』の二段構えで追い詰められるのはまちがいなく強力です。
黒の太陽の黄昏
黒の黄昏は、「インスタントタイミングで-X/-X修正」。
X≧5の恩恵は、自分の墓地からタップ状態でリアニメイトできます。
最近の黒は『黙示録、シェオルドレッド』をはじめクリーチャーが強力ですから、構築でも見かけることがありそうですね!
使うのはXを高くしやすい後半であることから、採用枚数は2枚程度になるでしょうか?『不憫な悲哀の行進』にしても、何枚使うかが難しいです……
ウラブラスクの溶鉱炉
戦闘開始のたびに火力が上がる即席トークンを生成するエンチャントです。
パワーは油カウンター参照なので、『増殖』などとの相性はバッチリ!
カウンターの乗せやすさが高まれば、さらに評価されるでしょう!
供給源がクリーチャーでないのがいいですね。最近は置物対策も多くなっていますが、「雑に攻めきれれば勝ち」なので普通に強いカードだと思います。
高騰!(2023年1月21日確認)
何があった!!? pic.twitter.com/VXMIdnq4ay
— アザ【Other】@ガチャ禁 (@Other_casT01) January 21, 2023
「破壊されなかったら強いだろうな~」くらいの感覚で見ていたら、100→1,380の大ジャンプ……!
原因はおそらく、新たな『呪文爆弾』系カードの登場にあると思われます。
(1)、これを生贄に捧げる:カードを1枚引く。
(1)(赤)、これを生贄に捧げる:あなたがコン卜ロ一ルするアーティファク卜かクリ一チャ一1つを対象とし、それに油カウンターを2個乗せる。カードを1枚引く。起動はソーサリーとしてのみ行うhttps://t.co/IJbnG4KStU pic.twitter.com/gEJVYoYBad
— 《青黒家の食卓》管理人、オリバ (@DimirUB) January 20, 2023
ここまで油カウンターが載せやすいなら、そりゃ値上がりますよね……
グリッサ・サンスレイヤー
かつて「太陽を追うもの(サンシーカー)」だった存在が、「太陽を滅ぼすもの(サンスレイヤー)」になるとは……
『裏切者グリッサ』から色拘束が軽くなったことに加え、クリーチャー戦ほぼ無敵の効果は継続。
さらに、対象がなくともドローでアドバンテージが稼げるのは強力です!
カウンター除去はパーマネント対象なので、プレイヤーに攻撃しながらPWの忠誠度を削るなんてことも可能です。表記が「最大」なのもいいですね。
友好色ファストランド
『ミラディンの傷跡』から友好色ファストランド5種が再録です!
特に赤黒の『黒割れの崖』は高騰が続いていましたから、嬉しい方も多いのではないでしょうか。
12年4カ月が経ち、なかなかの価格になっていましたから、ありがたい再録ですね。再録発表前に買ってしまった方は……ドンマイです (;´・ω・)
記念ファサード
マロ―(Mark Rosewater)氏いわく、「油カウンターはほぼただの目印として存在する」。
つまり、他のカードと組み合わせる必要があるということです。
最近ですと『聖域の番人』の効果コストにあてるとか……でしょうか?
『ファイレクシア:完全なる統一』の中には、油カウンターの消費で効果を発揮するカードも複数存在するようです。土地としては無色なので、1~2色のデッキでの採用がメインとなりそうですね。
『ファイレクシア:完全なる統一』デビュー番組前
デビュー番組前に公開されていたカードについては、こちらにまとめました。
機械の母、エリシュ・ノーン
いわずと知れた新ファイレクシアのトップにして『機械の母』であるノーン様。
ボディは変わらずにマナコストだけスリムになる……お見事です!
「自分は2倍にして相手は封じる」効果の対象は、戦場に出ることで誘発する能力。狭いようで広い対象です。パーマネントではない呪文で対処しなければ、大変なことになりますよ!
永遠の放浪者
『神河』の方はトップレアとして君臨し続けている放浪者。
6マナと重めではありますが、自身への攻撃制限によって場にとどまりやすく、さらに生み出すトークンは2/2二段攻撃と強力です!
ちなみに+1能力は「オーナーの終了ステップの開始時」ですので、相手に使えば攻撃が通りやすくなる&相手は攻撃できなくなります。自分のカードに使えば、疑似的な警戒付与やETB能力の使いまわしができますよ!
鉄のゴブリン、スロバッド
初代ミラディンのメインキャラクターにして、悲劇的な死を遂げたと思われていたゴブリン・スロバッドが、約19年の時を経てファイレクシアとして再登場しました。
赤単ということで、反逆者ウラブラスクの側で味方……なのでしょうか?
見た瞬間、思わず涙がこぼれていました。「なんでこんなことに」と……。サイドストーリーでも出番がありましたが、ファイレクシアの度し難さをさらに裏付けるものでしたね。
順次発表
番組以外で発表されたカードについては、コチラにまとめていきます。
シェオルドレッドの勅令
かつて『リリアナの勝利』は『悪魔の布告』を「各対戦相手」という表記で超えました。
今回はさらに、こまかく対象を選択+PWまで選択できるように!
最近ただでさえ黒が強いのに、こんなスペルまで追加してくるとは……
コントロールが好きなので、採用を考えることになるとは思います。しかし使い切りの単体除去とはいえ、なんてものを作ったんだという感じですね……
実験的占い
再録が多いドロー操作カード『予期』に、タダで『増殖』が付きました!
『増殖』はPWの忠誠度を増加させることができるので、コントロール・フレンズ系のデッキでは採用されることになりそうですね!
しかも『増殖』は任意の数のパーマネント・プレイヤーのカウンターを増やせます。そんな効果をマナコスト増加なしで付けてしまうなんて……やはりファイレクシアは恐ろしいですね (;゚Д゚)
敬慕される腐敗僧
「敵味方問わず」「味方のクリーチャー1体が呪文の対象となるたび」「相手に毒カウンター1個」「さらに毒性1」と書いてあります。
単純に強すぎませんか?
はい
感染ストーム完成 https://t.co/MLP7WMlens pic.twitter.com/lnMwR4cQlh— マルオ/かんでー【MTG】 (@Maruo_MTG) January 17, 2023
さっそく『ストーム』を利用したワンキルコンボも生まれています!
味方の強化でも毒、相手からの単体除去でも毒……これもうわかんねぇな!(苦笑)スタンダードでは、オーラが別の勝ち手段として積んできそうですね。
ティラナックス・レックス
『殺戮の暴君』の呪禁が護法4になったかわりに、速攻と毒性4が付きました!
トランプル&除去耐性持ちに高毒性持たせたらアカンでしょ……!
1点でも貫通すれば毒カウンター4個付与するクリーチャーが即攻撃。さらに対処のためのマナを要求してくるとか、本当にわけがわらないですね(-_-;)
金線の酒杯
カラデシュが誇る稀代の天才発明家、サヒーリが複製した『酒杯』。
効果は『漸増爆弾』+αという感じですが、スタンダードに即トークンを全滅させられるカードが登場したのは、影響が出てきそうな気がします。
伝説であるため、複数枚を置くことはできません。しかし、元ネタから追加された効果をよく見ると……「パーマネント1個から」とは書かれていないんですよね?
完全化記念碑
序盤から設置し、土地サーチ+デッキ圧縮が可能なアーティファクトです。
さらに終盤には、マナを構えつつ9/9破壊不能+毒性9のフィニッシャーにもなれます!
クリーチャー化条件が厳しいので、サーチカードとしての機能がメインとなるでしょう。しかし、9種類以上の「名前」ということは、「1枚の土地に複数の名前」を付けることができるということでしょうか?(それとも、「9種類の基本土地、神座、球層の誤訳?)
苦痛ある選定
マナレシオ的に普通に強い+条件達成でさらに強いのに、何故コモンなのか……
マナ総量参照なので極端な話、『マリット・レイジ』のような巨大トークンでさえ対処することができてしまいます。
スタンダードのコントロール的には、毒性以外での毒カウンター付与が欲しいところですが、それは難しいですかね。
呪い金の矛槍
「ミラディンなのに効果がファイレクシアじゃん」と言いたくなる『ミラディンのために!』を持つ装備品その1。
効果は自ターンのみですが、2マナ2/2先制攻撃+トランプルは文句なしのマナレシオです。
再装備のコストも軽く、色が合うリミテッドでの採用は普通にアリですね。クリーチャー枠を減らしてしまう装備品のデメリットを打ち消せるのは強いと思います。
刃砦の戦鞭
「ミラディンなのに(以下略)」な『ミラディンのために!』を持つ装備品その2。
再装備コストは高めですが、リミテッドでは後半マナが余ることが日常茶飯事なので、あまり問題にはならないでしょう。
3マナ2/2二段攻撃としても、やはり強いです。『矛槍』と違ってダブルシンボルなのが使いづらいですが。
屍賊起こしの聖騎士
5マナ4/4毒性2に3マナ生物が付いてくると、墓地次第ですがコスパはかなりいいと思います。
ハンデスなどやっかいな能力を持つ低マナを復活させましょう!
リミテッドで使うことも結構ありそうな気がしますね。コモンなら『腐り腹のネズミ』『骨拾いのスカージ』、レアなら契約の族長、ゲス『契約の族長、ゲス』などが復活候補となるでしょうか。
処刑者の族長、ヴラーン
毎ターン1回の縛りがありますが、何かしら自軍の他のクリーチャーが死亡すれば一気に計4点ものライフアドバンテージをとることができます。
自分と相手、両方のターンでサクリファイスができるデッキに組み込みたいですね!
能力もいいですが、最大の見せ場はフレーバーテキストにあると思います。ストーリーでは未登場なので実力は定かではありませんが、「いや、それはないね」感が溢れちゃってまぁ……(笑)
世界の導管
カード名と効果から、『世界のるつぼ』のリメイクカードでしょう。
加えて縛りこそありますが、パーマネントを墓地から唱えられる効果も魅力的です!
1番目の効果が、縛りの対象外であるのもいいですね。現スタンダードでは魂力土地もありますから、活躍の場は結構ありそうな気がします。『レンと七番』と組み合わせれば、復活させるパーマネントを能動的に墓地に送ることもできます。
アージェンタムのマスティコア
古のエース『マスティコア』が、能力盛り沢山になって帰ってきました!
戦闘と除去、両方に対して耐性があるのも嬉しいですね。
かつてデメリットでしかなかったアップキープコストに、まさかの除去効果が付いてきたのは驚きです。さらに対象が対戦相手のパーマネントのみなのは、ホッとしました。しかし君、アージェンタムじゃないよね?
次元の撹乱
新ファイレクシアでふたたび別れてしまった漆月魁渡と放浪者を描いた一枚。
『平和な心』が、アーティファクトやPWにまで影響を及ぼせる日が来ようとは……
刺さる範囲が広いので、リミテッドだけでなく構築でも採用されるのではないかと思っています。相手がアグロ・ミッドレンジなら、クリーチャーとアーティファクト。コントロールならアーティファクトとPWを対処することになりそうです。
精神接合器
4マナと重めながら、瞬速で出せるうえ乗っている油カウンターの数だけコスト軽減ができます。
相手のエンド前に出し、アップキープで即1個!が基本的な使い方ですね。
アーティファクト以外に対して『護国卿、ウルザ』の効果を使える置物……と言うと、なんか強そうに感じませんか?(笑)問題は最近有用なアーティファクトが多いせいで、対策呪文も多くなってそうなことですが (-_-;)
さいごに
今回は『ファイレクシア:完全なる統一』の個人的注目カードをご紹介させていただきました。
著者はこれからどうするの?
まずは就職活動ですね!(笑)
最近ようやく方針が定まり、自己分析や企業研究をしながら応募しています。
職が決まり、仕事を自分でも安心できるくらいに慣れてきたら、マジックの方にもちょくちょく復帰していきたいと思っています。
職種的に東京方面になりそうなので、もしかしたら『晴れる屋』様などにも出没するようになる……かもしれませんね?
皆さんはどのカードに注目していますか?
Twitterもやっていますので、ぜひ教えていただけますと幸いです!