・公式からの発表を要約したり、感想を述べたりしていきます。
こんにちは、アザ・キャストです。
2022年9月30日6時30分、『兄弟戦争』の先行情報が発表されましたね!
【お知らせ】11月18日発売の次なるスタンダードセット『兄弟戦争』先行情報番組へようこそ!
こちらのスレッドでは、配信内で公開された情報の一部を日本語にてフォローアップいたします!📺英語公式Twitchチャンネルhttps://t.co/hX3QxI5QU8#mtgjp #MTGBRO pic.twitter.com/Rk6vxsngJR
— マジック:ザ・ギャザリング (@mtgjp) September 29, 2022
『団結のドミナリア』発売からわずか3週間での次回セットの情報解禁に、寝起きでボケた頭は即座に飛び起きましたよ!
「これはまた記事にしたくなるような情報が盛りだくさんになるぞ」、と!
ですが、同時に私は思い出していました。
前回全カードのプレビューを書き終わった時……
「こんな記事絶対ェ二度とやらねぇぞ!!!」
と、思わず大陸を消し飛ばしたくなる程の疲労感に襲われたことを。
※イメージ図
・全てのカードについて見せられる文章になるよう考える。
・1つのカードについて書く時間を、平均8分とする。
・247 × 8 = 1,976(分)≒ 32.9(時間)
・さらに、記事の構成や画像の準備の時間が追加される。
これを個人の趣味の範囲内でやるには、いささか大変すぎました…… (;´・ω・)
そこで今回の『兄弟戦争』からは、発売日までに個人的におもしろそうだと思ったものをピックアップした記事を複数回ゆる~くやっていきたいと思います!
・この記事を読めば、『兄弟戦争』について発売日までに押さえるべきポイントがわかります。
繰り返しとなりますが、公式発売日は2022年11月18日です。
それまでに、より一層皆さんが『兄弟戦争』を楽しめるよう努めますので、どうかよろしくお願いいたします。
※新カードの評価は、あくまで執筆次点での筆者個人の見解によるものです。
『兄弟戦争』の背景ストーリー
まずはじめに、『団結のドミナリア』のストーリーを振り返っていきましょう。
『団結のドミナリア』での手痛い敗北
新ファイレクシアの黒の法務官、シェオルドレッドが率いるおぞましい機械化軍団に対し、ドミナリア中の様々な種族が結束して戦ったのが、『団結のドミナリア』の大筋です。
苦戦を強いられるも、なんとか敵を退けたドミナリアでしたが、戦いの結果は凄惨を極めました。
ゲートウォッチのメンター的存在、アジャニはファイレクシアの潜伏工作員として改造され……
旧世代プレインズウォーカー(PW)にしてチャンドラの師匠でもある紅蓮術師、ヤヤ・バラードが、『完成』させられたアジャニの手で命を落とすこととなり……
新ファイレクシアへの最終兵器『酒杯』もアジャニによって破壊され……
さらには『酒杯』を所有・使用方法を把握していたPW、カーンを連れ去られてしまいました。
一人は敵に堕ち、一人は死に、一人は連れ去られた主人公達は、深い悲しみに包まれます。
テフェリー、過去へ
しかし、あの男は既に次の手を打っていました。
我らが時の魔術師、テフェリーです。
「わたしです\( ‘ω’)/」
テフェリーは、かろうじて残っていた『酒杯』について書かれた粘土板の写しをもとに、仲間のPWである工匠、サヒーリ・ライに「酒杯の完璧な複製」を作成させていました。
残るは、過去に一度「どのようにして酒杯が用いられたか」を知るのみ。
偉大な時の魔術師はかつての誓いを破り、時そのものを超える行動に出たのでした。
「時をかける少女」ならぬ「時をかける中年」が活躍するのが『兄弟戦争』なのです。
酒杯の起動時期:兄弟戦争とは?
テフェリーが向かった先、『兄弟戦争』の時代は、かつてドミナリアで起こった大アーティファクト戦争の時代です。
この戦争のクライマックスで「兄弟」の兄、ウルザが『酒杯』を起動させ、ファイレクシアに堕落した弟、ミシュラをアルゴス大陸ごと吹き飛ばしました。
↑決して疲労感から吹き飛ばしたわけじゃないですよ!
「この力をどのように発動させるのか」を知ることが、『兄弟戦争』における目的となります。
懸念点
驚愕の方法で『酒杯』を再確保し、禁忌の手段で探索へと向かったテフェリー。
ですが、個人的には以下のような懸念が生まれてきました。
・戦争&『酒杯』よって起こる悲劇(大陸滅亡、暗黒期の到来など)を前に、テフェリーがスルーできるか。
・『兄弟戦争』の時代のウルザに接触しても問題ないのだろうか。
・ウルザに起動方法を尋ねる場合、彼はおいそれと教えてくれるだろうか。
・『カーンの経時隔離』の時のような「時間災害」が発生しないだろうか。
当然、このようなことから時を超える行動は禁じられてきたのでしょうが、はたしてどのような展開が繰り広げられるのでしょうか。
不安が大きくもありますが、ストーリーが公開される2022年10月20日が楽しみです!
『兄弟戦争』の登場カード
次に、先行情報発表で明らかになった『兄弟戦争』のカードについて見ていきましょう。
ウルザ
『モダンホライゾン』以来2度目の登場となるウルザは、「アーティファクトだけではなく、インスタントやソーサリー呪文も巧みに操る工匠」としてデザインされました。
いったん場に出れば、コントロールデッキの除去やカウンター呪文を軽減する強システムクリーチャーとして活躍しそうですね。
さらに、コスト軽減以外にもう1つ能力があり……
物語上で『酒杯』に勝るとも劣らぬアーティファクト『マイトストーンとウィークストーン』と合わせることで、PWとして覚醒することができます!
『護国卿、ウルザ』を使えばストーンも4ターン目に唱えられ、さらに次のターンには覚醒できるデザインがとてもいいですね。
『合体』システムは『異界月』から約6年4カ月ぶりの再録となり、なつかしいと思う方も多いのではないでしょうか。
『合体』のタイミングで除去を撃たれることには、特に注意したいです。
ミシュラ
ウルザの弟にして『兄弟戦争』の敵対者となるミシュラも、『時のらせん』から約16年1ケ月ぶりにカード化されました。
名前とクリーチャー・タイプからわかるように、ファイレクシアに『完成』されています。効果は長々と書いてありますが、要するに「攻撃クリーチャー分ドレイン」ということです。
また、ミシュラもウルザ同様『合体』することができます。
ファイレクシア製の大型兵器、ドラゴン・エンジンと繋がることで、サイズ9/9かつ戦場に出た or 攻撃時に3つの凶悪な能力を発動する、超巨大な怪物へと変貌するのです!
さらにウルザ同様、順当にいった場合5ターン目には降臨できるデザインになっているのが、なんとも言えないエモさを演出しているような気がします。
その溢れるロマン性から、「最速でミシュラを降臨させるためにはどうすればいいか」を考えるプレイヤーも少なくないですね!
そしてやはり、合体時の除去には気を付けましょう。その点『ファイレクシアのドラゴン・エンジン』に『蘇生』が付いているのはエライですね。
その他のカード
早くも登場した『兄弟戦争』の神話レアクリーチャー。
『進化した潜伏工作員』のような小回りは効きませんが、単純に3マナ3/2アンブロッカブル+サイズアップもできると考えれば十分に強いと思いました。
「令和に還ってきた『ミシュラの工廠』」と思わされる新規ミシュラランド。
1マナ2/2ではなく2マナ2/2になったことに加え、パンプアップが攻撃時にしか使えないのは非常に残念です。しかし、土地にクリーチャーを組み込めるのは相変わらず強いですし、『警戒』を付与できれば3マナ4/4として運用できます。
「アーティファクト戦争」らしく、基本土地にもロボットが描かれています。
「男の子ってこういうのが好きなんでしょ」感がすごいと思いました。はい、大好きです!(笑)
今回は特別枠として、『設計図』カードなるものが登場するらしいです。
さらに、「コレクター・ブースターにのみ封入されるシリアルナンバー付き」まで作る徹底ぶり。
コレクター好みの希少なカードを作ることには賛成ですが、正直コレクター・ブースターの粗雑な品質を改めようとは思わないのでしょうか……
プレビューが始まる2022年10月27日からは、さらに楽しみになってきますね!
さいごに
今回は、次回セット『兄弟戦争』についておもしろそうな部分をご紹介させていただきました。
筆者は『兄弟戦争』はどうするの?
ぶっちゃけ何も考えていません(笑)
紙のMTGはまだできない環境ですし、そもそも趣味に費やすお金を生み出すためにも再就職をさっさとしないといけないわけですので (;^_^A
『力線の束縛』のようなカードを見つけられたらな~程度なんですよね。
それでも、今回のような記事を書く形で『兄弟戦争』を楽しみたいとは思っています。
少しでも面白いと思ったら、Twitterの方に声をかけていただけると幸いです!
来たる『兄弟戦争』のストーリーとカードプレビューを、一緒に楽しみましょう!