・公式からの発表を要約したり、感想を述べたりしていきます。
・今回の記事は、【カードプレビューへの個人的感想】です。
こんにちは、アザ・キャストです。
日本時間2022年10月28日午前1時、『兄弟戦争』デビュー番組が配信されました。
【お知らせ】11月18日発売のスタンダードセット『兄弟戦争』デビュー番組配信スタート!
こちらのスレッドでは動画内で公開された情報の一部を日本語カード画像にてフォローアップいたします!#mtgjp #MTGBRO https://t.co/qdlmNgn8Lu
— マジック:ザ・ギャザリング (@mtgjp) October 27, 2022
内容は、新カードやメカニズムなど、セットのゲーム部分の主となる情報の発表。
日本のプレイヤーは、眠い目をこすりながらも放送にかじりついていたのではないでしょうか?
(私は睡魔に負け、朝起きてから情報を確認しました!)
これから2022年11月4日まで続くプレビュー期間に、胸が躍りまくりですね!
そこで今回は、デビュー番組で登場したカードと個人的な評価をお送りしたいと思います。
・この記事を読めば、『兄弟戦争』の収録カードについて知ることができます。
「下手の横好き」な身ではありますが、何かの気づきになれるよう努めさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
※当記事でご紹介するカードは、スタンダードで使用可能なカードのみです。
『団結のドミナリア』時にも記事を書かせていただきました。参考までにどうぞ!
ウルザ
伝説の工匠にしてドミナリアの破壊者、ウルザ。
先行情報発表では戦争最終局面の姿がお披露目されましたが、デビュー番組ではさらに2種類の姿が公開されました。
パワーストーンの神童、ウルザ
1つは、工匠、トカシアのもとで修行していた頃の姿です。
過去のストーリーで「本を読んで学ぶ理論派」であると語られていますが、その性格を表すかのような「着実に準備をして成果を出す」能力となっています。
パワーストーンを出す条件が、自身の能力に限定されないのが恐ろしいですね。
アーティファクト以外の呪文は唱えられませんが、パーマネントの起動コストに使えるマナをバンバン生み出せるのは、普通に脅威だと思います。
クルーグ公、ウルザ
もう1つは、ヨーティア国の首都、クルーグで大成した青年期の姿です。
フレーバーテキストを読んで、「やっぱりウルザはク〇じゃねーか!」と言いたくなったプレイヤーも少なくない気がしますね (;^_^A
『鍛えられた鋼』内蔵のシステムクリーチャーです。
起動型能力が重めなのは単純に強力というのもありますが、パワーストーンから出るマナを利用することを意図しているのでしょう。
ミシュラ
ウルザの弟にしてファイレクシアに堕ちた工匠、ミシュラ。
彼もまた、対立した兄と同じく、2種類の姿を見せてくれました。
採掘の神童、ミシュラ
ウルザと共にトカシアから工匠術を学んでいた頃の姿です。
兄が理論派であるのに対し、弟であるミシュラは「実践に重きを置く行動派」であったことを示すかのようなマナ生成能力を持っています。
加えられるマナも、用途が限られていないのがいいですね。
ただし、各ターン1回のみの誘発であり、フェイズをまたぐことはできないのには注意しましょう。
マク・ファワを手懐ける者、ミシュラ
ファイレクシア製のドラゴン・エンジン、マク・ファワを使役する青年期の姿です。
行動派の性格が苛烈さを増したような『護法』能力と、アーティファクトへの『蘇生』付与能力を持っています。
『護法』が自身を含み、『蘇生』コストが3マナと軽く、アーティファクトなら何でもいいのが強力ですね。
彼を倒すには『酒杯』『殲滅波』のような全体除去が必要になるのも、フレーバーの踏襲を感じられ、個人的に気に入っています。
ティタニア
戦争の最終決戦地、アルゴスを守護するティタニアも登場です。
シェイクスピアの『真夏の夜の夢』に登場する妖精の女王と同じ名前なのが、個人的に目がとまりました。
ガイアの声、ティタニア
3マナ3/4到達と緑らしい恵体に、土地が墓地に置かれることで発動する延命能力。
マナを伸ばすまで時間を稼ぎたい緑にマッチした性能といえるでしょう。
自身に土地を捨てる能力はありませんが、山札でも手札でもいいのは汎用性が高く、好印象ですね。
「1枚以上」なので、可能な限り少しずつ捨てられるようにしたいものです。
自然の聖域、アルゴス
ティタニアの守護する対象でもあり合体先にもなる土地です。
特定地名にもかかわらず、『伝説』ではないことを意外に感じる方もいるのではないでしょうか。
アンタップインできるよう、伝説のクリーチャーを出せるようにしたいですね。
トークン&『切削』能力は重めかつソーサリータイミングのみなので、本当にオマケ程度のものでしょうか。
ガイアの具現、ティタニア
アルゴスを守るため、アルゴスと一体となったティタニア。
『見事な再生』効果を持ちつつ、速攻トランプル警戒でアタックできるのは強力です!
除去耐性こそありませんが、戦場に出た時点で土地4枚以上のマナブーストができますから、かなり強いカードだと思います。
ティタニアにさらに強力なフィニッシュ手段を加えて、相手を圧倒しましょう!
テフェリー
『酒杯』の起動方法を知るため、AR4562からAR64まで約4500年ものタイムスリップをしたテフェリー(ちなみに、ARにおける1年は420日)。
『兄弟戦争』における主人公プレインズウォーカーが、早くも発表されました。
時間の旅人、テフェリー
ドロー数に応じた忠誠度カウンターが乗る常在型能力を持つのが、新テフェリーです。
同じくドローで強化されるトークンを出して、自衛することもできます。
『謀議』があるタイミングでこのようなカードが出るとは思いませんでした。
しかもトークンは、放浪皇による除去を回避できます。
奥義までいかなくとも、-2連打だけで強固な盤面が完成するでしょう。
ハーキル
『団結のドミナリア』でも名称が登場した、ウルザにもミシュラにも属さない組織、第三の道。
創設メンバーのひとりであり、『ハーキルの召喚術』で有名なハーキルがカード化されました。
熟練の魔術師、ハーキル
長々と書かれていますが、ハーキルは以下のような能力となっています。
・終了ステップに、山札の上から5枚を公開する。
・その中から、ターン中に唱えた呪文と同タイプのカードを1枚手札に加えてもいい。
・『ショック』を唱えた場合、インスタントを持つカードを加えることができる。
・ソーサリー、アーティファクト、プレインズウォーカーなども同様。
唱えた&終了ステップにハーキルがいれば、マナコストを問わずにアドバンテージを稼げるのが強いですね。
効果の適応範囲が「自分の終了ステップ」であることには注意しましょう。
ギックス
ミシュラをファイレクシアに堕落させた張本人であり、ウルザとの因縁の相手。
ファイレクシアの初代法務官、ギックスが実装されました。
ヨーグモスの法務官、ギックス
戦闘限定ですが、1体が対戦相手にダメージを与える度に『ファイレクシアの闘技場』の効果を得ることができます。
さらに、増やした手札を相手からカードを奪う下の効果に利用する使い方もあります。
自身には回避能力などがないので、他の優秀なカードで支えていきましょう。
下の効果は重いですが、「ターン終了時まで」の表記がないため、ターンをまたいでの利用もできます。
システム
『兄弟戦争』で収録される新・復刻システムも披露されました。
『試作』(新)
通常のマナコストではなく、表記された別のマナコストで唱えることもできる能力です。
さらに、カードが持つ色も『試作』で指定されたものへと変化します。
(『ファイレクシアの肉体喰らい』は『試作』で唱えたら、黒のカードとなる)
すごくデジタルチックな能力だなとの印象を受けました。
紙のマジックで行う際には、マーカーやメモでの記録が大変そうです。
しかし、新たな試みとしては楽しそうにも感じられますね。
『蘇生』(復刻)
『アラーラの断片』におけるグリクシスの能力が、約14年ぶりに復活しました。
『蘇生』を持つカードが墓地にあれば指定のコストを支払い、『速攻』も持った状態で戦場に復活させることができます。
今後どのような『蘇生』持ちが登場するのかにもよりますが、内容によっては『墓地の侵入者』『未認可霊柩車』といった墓地対策をメインから積むことにもなるかもしれませんね。
土地
『兄弟戦争』で収録される土地サイクルも、早々に発表されました。
ペインランド(4種)
『団結のドミナリア』未収録のペインランド4種の登場が決まりました。
これによって、2色の組み合わせ全10種が揃ったことになります。
『団結のドミナリア』時点では安定しきらなかった色を使っていた方には、福音なのではないでしょうか。
私もエスパーに『地底の大河』を入れることができるのは嬉しいです。
さいごに
今回は、デビュー番組で登場したカードと個人的な評価をご紹介させていただきました。
著者が注目しているカードは?
青系コントロールやエスパーミッドレンジを使っているので、やはり『時間の旅人、テフェリー』に目がいきます。
彼を使っていかに盤面形成していくか、考えてみようかと。
紙の方は、初動から高値が尽きそうな気がしますね。
『兄弟戦争』のトップレアとして君臨するのか、はたまた『敵対するもの、オブ・ニクシリス』と同じような運命をたどることになるのか……?
皆さんは、どんなカードに注目していますか?
Twitterもやっていますので、ぜひ教えてくださいね!