■『イクサラン:失われし洞窟』に登場するメカニズム(能力)について紹介します。
■これを読めば、新環境に追加されるカードの傾向がわかります。
メカニズムと要素

■『イクサラン:失われし洞窟』で登場するメカニズムは6種類
■他作品を彷彿とさせる部分や歴史的要素にも注目
登場メカニズム一覧
『イクサラン:失われし洞窟』では、以下のメカニズムが登場します。
■作製
■変身
■落魄(+落魄〇&底無しの落魄)
■発見
■探検&地図
■最終カウンター

加えて、メカニズムでありませんが(カードタイプ)、タイトル通り『洞窟』も収録されていますよ。
登場する種族、勢力

舞台となるイクサランでは、以下のような種族、勢力が登場します。
■海賊(財宝を求める荒くれ者、鉄面連合)
■吸血鬼(文化・宗教を持つ侵略者、薄暮の軍団)
■マーフォーク(半魚人の現地民、川守り)
■人間(恐竜と共生する現地民、太陽帝国)
『パイレーツオブカリビアン』などの海賊作品、アステカ文明やコンキスタドール(15世紀から17世紀におけるアメリカ大陸征服者)などの時代が好きな方には、特に注目してほしいセットです!
メカニズム解説

それでは、『イクサラン:失われし洞窟』メカニズムの詳細を見ていきましょう。
【新規】作製

『作製』を持つカード+『作製』が指定するタイプを持つカードで、新たに1枚のカードを作り出す能力です。
まるで映画に登場する、2つを合わせて1つになる遺産系アーティファクトのようですね!
また、指定されたタイプのカードについては戦場だけではなく、墓地からも選べるとのこと。
『合体』など、従来の類似した能力よりも柔軟性・実用性が期待できそうです。
【再録】変身

指定の条件を達成することで別のカードに変身できる能力です。
近年登場頻度も多いので、知らない方も少ないと思います。
前述の『作製』も、変身カードの一種です。
【新規】落魄(+落魄〇&底なしの落魄)

パーマネント・カード(クリーチャーや土地など、戦場に残って仕事をするカード)が墓地に送られることで発動する能力です。
クリーチャーが死亡するだけでなく、手札やライブラリーからカードが落ちても有効となります。
ルーティング能力や追加コストを要求する能力と組み合わせて、無駄なく使っていきたいですね。

さらに通常の『落魄』の他に、『落魄〇(数字)』と『底なしの落魄』があります。
『落魄〇』は指定された数分のパーマネント・カードが墓地にある時、追加能力が得られる能力です。
『底なしの落魄』は墓地にあるパーマネント・カードの数だけ能力が強くなります。
かつてそこにあったものが牙を剥く様は、さながら遺跡発掘系ムービーの呪いやトラップですね!
しかし、『落魄』という和訳はやはりどうもしっくりきませんな……落ちぶれ要素どこ?
【新規】発見〇

『発見〇(数字)』は、ライブラリーの上からカードを探す能力です。
マナ・コストが〇以下のカードが出てくるまで、ライブラリーを掘り進めていきます。
そして、土地ではない〇マナ以下のカードが出て時、能力は完結します。
見つけたカードを「マナ・コストなしで唱える」か「手札に加える」か選びましょう。
もし即座に使いたくないカード(全体除去や打ち消し)に当たったとしても、後から使うことができるので、デッキタイプ問わずにアドバンテージが得られるのがエライですね。

ただし『出来事』など「片面は発見〇以下だけどもう片面は発見〇より大きい」カードの場合、片面側のマナコストを参照にしつつもう片面側を唱えることはできませんので注意しましょう。
※カード文面的にはできそうですが、公式が声明を出しています。

しかし逆を言えば、マナ・コスト〇以下である『出来事』は『発見』で唱えらえるということでは……?
【再録&新規】探検&地図・トークン

前回のイクサランで実装された『探検』能力が、今回も登場します。
かれこれ6年前の能力なので、処理を以下に書いておきますね。
①『探検』を行う時、デッキの一番上を公開する
②一番上が土地・カードなら、手札に加える
③それ以外なら、『探検』を行ったクリーチャーに+1/+1カウンターを1個置く
④その後、一番上のカードを残すか墓地に置くかを選択する
加えて『イクサラン:失われし洞窟』では、拡張版にあたる『地図・トークン』が登場します。

地図を使うことで、任意のクリーチャーで『探検』ができるようになるのです!
そのかわり「地図による探検には1マナ必要」「探検ができるのはソーサリー・タイミングだけ」という点には注意しましょう。
【新規】最終カウンター

「復活させてたカードが再び死亡する際、追放する」能力は以前からありましたが、『最終カウンター』として今回リニューアルされました。
効果は「カウンターが乗ったクリーチャーが墓地に送られる場合、かわりに追放される」です。
性能に変化はありませんが、従来と比べて視覚的にもわかりやすくなり、テーブルトップにおけるトラブルも軽減されそうですね。
さらにこの能力は、次回以降のセットでも登場するとのこと。
また、カウンターとして機能する能力なので、以下のような「悪い使い方」ができるかも……?
■自軍の最終カウンターを取り除き、死亡時追放されないようにする
■相手に最終カウンターを置き、死亡時追放されるようにする
さいごに

今回は『イクサラン:失われし洞窟』に登場するメカニズム(能力)について紹介させていただきました。
管理人注目の能力はある?

今回コントロールのタイプとして「青白アーティファクト」があると聞いています。
なので『作製』の採用を検討してみたいですね。
ただ、アーティファクト寄りに構築してデッキが歪にならないようにだけはしたいです。

カードとしては、『バネ仕掛けの鋸刃』がよさそうな気がしますね!
タップ状態限定なので、シェオルドレッドやエーデリンが倒せないのが残念ですが……(;^_^A
皆さんは『イクサラン:失われし洞窟』にどんな期待をしていますか?
X(旧Twitter)もやっていますので、ぜひ教えてください!