カード性能確認
赤白3・伝説のクリーチャー・天使
4/4
『飛行』『警戒』『速攻』
① プレイヤー1人が3体以上のクリーチャーでアタック→1ドローする
② プレイヤー1人が5体以上のクリーチャーでアタック→各対戦相手に3ダメージ&3ゲイン
第一印象
「法、超越しちゃうのぉ!!?」
オレリアがマスターを務める『ボロス軍』は、ラヴニカにおける正義や秩序を遵守するギルドです。
重んじるあまり、過激な手段にさえ走ることもあるほど。
そのようなギルドのトップが……「法を超越する」とは?
「私が正義だ」「正義を執行するのを妨げるなら法さえ超えてもいい」
……ってコト!?(エエ~~……?)
「平和の名のもとに多くの人々が命を落とすことになる。それがあなたの言う和解というものか?」 ― ギデオン・ジュラからオレリアへ
かつてギデオンが危惧していたことが、ついに起こってしまったというのでしょうか……
カード性能評価
名前の時点でやばたにえんなエンジェルの詳細を見ていきます。
強み1:『速攻』が付いた『セラの天使』!
MTGを代表する天使のカード『セラの天使』。
黎明期から存在するカードではありますが、5マナ4/4『飛行』『警戒』のスペックは2023年のMTGにおいても十分なスペックです。
そんな天使がマナコスト据え置き&赤が入ったことで、『速攻』まで獲得しました。
構築はとにかく、リミテッドで出されたら台パンしたい気持ちになりそうですよ……!
※対戦中の台パン、ダメゼッタイ
『放浪皇』が触れない存在が、またひとつ……
強さ2:ジアーダの存在
加えて天使には『希望の源、ジアーダ』がいます。
サイズアップさせてくるだけでなく白マナも出せるので、新オレリアが4ターン目5/5 or 6/6で突撃してくるなんてこともありえない話ではありません。
ジアーダ以外のニューカペナ出身天使は、この辺りでしょうか。
青マナが加わってトリコロールになっても、現環境のマナ基盤なら問題ありません。
しかし残念なことに、カルドハイムの頃と比べると量も質も不足気味なので、天使を固めて使いたい方は今後のプレビューにも期待するか、パイオニアでデッキを組むかが現実的ですかね。
(10のギルドで収録枠を食い合うわけですから)
最強の土地『魂の洞窟』もスタン・パイオニアにありますから、種族デッキ追い風来てますよ!
強み3:能力が自軍以外でも誘発
攻撃クリーチャーが3体以上、5体以上でそれぞれ誘発する新オレリアの能力。
実は「自分」ではなく「プレイヤー1人」が攻撃することが条件なんです。
なるほど、「法を超越」ってこういうことですか。
つまり、相手の攻めに対してトップ解決できる可能性が生まれたり、ライフ3点以下の相手はフルアタックによる逆転が狙えなくなったりします。
統率者戦だと、誰かのアタックでとばっちりを喰う羽目になる……なんてのもありそうですね。
弱み:やはり重い
魔改造『セラの天使』っぽい新オレリアですが、どうしても5マナ帯なので重さが否定できません。
登場までに時間がかかってしまうので、場合によっては手遅れ……なんてことも十分ありえます。
さらに出した瞬間、インスタント除去を撃ち込まれた時には5マナ消費するだけになってしまうので注意が必要です。
(このカードに限った話ではありませんが、5マナがスキの大きいアクションということはお忘れなく)
それにしても『護法』が付いていないのは、「法を超越」してしまっているから……ですかね?(笑)
採用枚数
以上をふまえて、デッキに採用する枚数を考えてみました。
赤白なら2枚、天使なら3枚か?
5マナ帯かつ伝説なので、通常の赤白採用デッキなら2枚がいいところではないでしょうか。
その分序盤から中盤にかけて盤面形成ができるカードを採用し、新オレリア着地時には速攻フライヤーとしての強みを存分に活かせるようにするとか。
赤は火力、白は除去(最近は追放も多め)なので、いけると思うんですよね。
天使デッキなら4ターン目に降臨させる動きが強いので、3枚は入れていいでしょう。
さいごに
今回は『法の超越者、オレリア』ついてご紹介させていただきました。
価格はどうなると思う?
価格まで法を超越することはないと思います。
おもな採用先が天使デッキか統率者と仮定し、マナコストと通常のレアということを鑑みると、『ティシャーナの潮縛り』や『太陽の執事長、インティ』のような面白い値動きもなさそうです。
『カルロフ邸殺人事件』のリリースと共にデッキ構築をするというわけでもなければ、そうそう急いで買う必要もないでしょう。
統率者戦においては……まだやってないので、どうなるかはわかりませんが!
それでは今回はこの辺で!
今回から#アザの新弾妄想 というタグでつぶやいていますから、よろしければそちらもどうぞ!