カード性能確認
赤白・インスタント
① 対象とした1つに3点のダメージを与える。
② 3点のライフを得る。
第一印象
「えっ 次回からスタンでヘリックス使っていいのか!!」
ウィザーズ「ああ… しっかり使え」「パイオニアでもいいぞ!」
いやぁ、スタンダード・パイオニアで『稲妻のらせん』が使える日が来るとは、夢にも思いませんでした。
まさかあの「$16,000 Lightning Helix」がやってくるなんて!
反面、現代MTGのカード性能がインフレしていることを物語っている気もしますね。
その上で運営が「らせんくらい開放してもいいよね?」みたいな感じでバランス調整に踏み切ったのかなと。
最近アグロやミッドレンジが隆盛していますから、なかなかの英断じゃないかなと個人的には感じています。
ということで今度は『蝕み』あたりも再録してみましょーねグヘヘヘヘヘヘ(笑)
カード性能評価
約18年4カ月ぶりにスタンダードへ降り立つ伝説の呪文の詳細を見ていきます。
強み1:黎明期基準のマナコスト
むかしむかし、最初のセット『アルファ』が生まれたくらいにむかし『稲妻』と『治癒の軟膏』という呪文がありました。
①『稲妻』(インスタント・赤):対象1つに3点ダメージ
②『治癒の軟膏』(インスタント・白):3点ゲイン or 対象1つからのダメージを3点軽減
『軟膏』はともかく、『稲妻』は現代MTG的には明らかなオーバースペック。
まさに黎明期生まれという出で立ちの強力なカードでした。
それから12年ほど経ち、多元宇宙の舞台がドミナリアから各次元へと移り始めた頃。
ラヴニカで『稲妻のらせん』が誕生します。
効果は『稲妻』と『軟膏』を合わせて2で割らず、カードタイプもソーサリーではなくインスタント。
マナコストもなぜか増えることなく元のカード据え置きでした。
そしてさらに18年4カ月後、2023年2月9日。
おそるべき呪文は再び、スタンダードの大舞台にその姿を現すのです。
強み2:「腐るタイミングはあるのか?」「そんなものはない」
本当に腐るタイミングというものが存在しない呪文なんです。
『らせん』はインスタントかつ1つを対象にできる呪文。
つまり、「クリーチャーやPWを対象に除去 or ダメージ」「バトルを対象に守備値を減らす」「プレイヤーを対象にライフを直接削る」からどれでもいつでも選ぶことができます。
さらに3点回復効果もついているので、同時に自身の敗北から遠ざかります。
とりあえず本体に撃つだけでも、ライフレースを6点広げられるわけです!
弱み:赤(白)が邪魔になる時もある
非常に優秀な呪文ですが、赤白2色のマナコストを要求されるのがアダとなる場合も。
単色では採用できないほか、土地事故で赤(白)が出せないというのもありますが、最近だとMTGアリーナにおけるコスト自動払い機能による色事故が顕著です。
特に『ミレックス』などの特殊土地を採用した際に起こることが多いので、注意しましょう!
採用枚数
以上をふまえて、デッキに採用する枚数を考えてみました。
4枚安定!
デッキの色が赤白を含み、よほどの特化戦略がないのであれば、4枚フル投入していいカードです。
序盤の除去から中盤の時間稼ぎ、終盤のフィニッシュまで器用にこなしてくれます。
ましてカードプールが比較的限定されているスタンダードやパイオニア、ヒストリックであればなおのこと複数枚入れていいでしょう。
また、4積みではないもののレガシーでも2~3枚は採用されていることから、そのパワーの高さをうかがい知れます。
赤白が出るのなら、雑に入れてみていいかもしれませんね。
さいごに
今回は『稲妻のらせん』ついてご紹介させていただきました。
筆者は使いたいか?
めっ……ちゃ使いたいです……っ!
プロフに「青白・青黒・エスパーコントロール好き」って書いてますけど……
書いてますけど……っ!
使いたいじゃないですか、こんなモダン級パワーカード……っ!!
しかも、軽量で除去でゲイン付とか、コントロールがやりたいこと詰まってるじゃないですか。
これは浮気……しちゃうだルォッ!?
パイオニアでこのあたりも組めちゃうゾ~~?
アグロの苦々しい顔を思い浮かべると……あぁ^~たまらねぇぜ!
それでは今回はこの辺で!
今回から#アザの新弾妄想 というタグでつぶやいていますから、よろしければそちらもどうぞ!