カード性能確認
緑・ソーサリー
任意の追加コスト:証拠収集8(自分の墓地からマナコスト8以上になるようカードを追放)
① 山札から基本土地・カードを1枚探し、公開して手札に加える。
② 証拠収集8を行っている場合、かわりに以下を行う。
▼クリーチャーか土地カードを1枚探し、公開して手札に加える。
③ その後、山札を切り直す。
第一印象
『ウルヴェンワルド横断』だ!横断が帰ってきおった!
忘れもしませぬ、あれは拙僧が勝ちたい一心で黒緑昂揚を握っていた頃……
またなんとも懐かしいカードが出てきましたね。
序盤は『地勢』としてマナベースを整え、中盤以降は『森の占術』やソーサリー版『エラダムリーの呼び声』としてフィニッシャーをサーチ。
土地コンボや特定のクリーチャーによる勝利を支えてきたカードがまた使えるようになると思うと、実に感慨深いです!
カード性能評価
拡張アートがどう見てもストリングプレイスパイダーベイビーなカードの詳細を見ていきましょう。
強み:別の方向性からの『横断』
『花粉の分析』の強みは「前例が未だに使われている」「墓地のカードの種類を問わない」の2点です。
強み1:横断が強い
管理人も当時のスタンダードで使用していた『ウルヴェンワルド横断』。
未だモダンやレガシーでも複数枚採用されるほどのカードです。
それと同じようなカードが次環境、スタンダードに再登場します。
フィニッシュ手段は当時のままとはいきませんが、いつの時代であっても何かしらはあるものです。
かつてのパワーを奮いたい方も少なくないのでは?
強み2:元ネタより早く出せるかも?
横断の場合、好きなカードをサーチするためには『昂揚』を達成する必要があります。
実際に使ってみると手間がかかるシステムで、なかなか条件を満たすのが難しいのがわかります。
その点『花粉の分析』はマナ・コストさえ満たしてしまえば、タイプを問わないのが便利です。
適当に墓地に落としたカードから8マナになるよう除外すれば、すぐにでもご要望の品を山札から持ってこれます!
弱み:必要証拠数&繰り返し不可
一方で弱みは「セット内No.2の重コスト」「墓地は有限である」の2点です。
弱み1:証拠収集8のハードル
『ウルヴェンワルド横断』のようにカード・タイプを問わない一方、『証拠収集8』はやはり容易ならぬ追加コストです。
現スタンダード環境随一の高コスト採用デッキとしては、『群れの渡り』『力線の束縛』を主力とするドメイン(版図)が挙げられます。
しかしいずれもコストは6か7、あと1~2マナ分を他のカードで埋めなくてはいけません。
現実的な話をするなら、1枚目の『花粉の分析』+起動能力で捨てた『群れの渡り』で達成するようになるでしょうか?
弱み2:墓地のリソースは有限
また、達成している限り有効な『昂揚』と異なり、『証拠収集』は1回1回墓地からカードを追放する必要があります。
つまり、2枚目以降も強力に使いたいのであれば、その都度墓地にマナ・コスト8以上のカードがある状態にしなくてはならないということです。
カード・タイプを変に増やさなくてよくなりましたが、連射性能が落ちるとなると不便が生じるのは想像に難くありません。
1枚でスパッと埋めるなら、ラヴニカ恒例の『分割カード』を採用する……というのもアリですかね?
採用枚数
以上をふまえて、デッキに採用する枚数を考えてみました。
条件さえ達成できれば4積み
上記の弱点はありますが、それさえ克服できれば今なおモダン以下でも活躍する『ウルヴェンワルド横断』と同じ。
すなわち、スタンダードにモダンパワーを持ち込めるということになります。
このメリットは大きいです。
『カラデシュ』『霊気紛争』環境以来久しく緑を握っていない管理人も、この『花粉の分析』の登場で多少の構築意欲が湧くほどですよ……!
紙はできずとも、MTGアリーナで挑戦してみたいですね!
さいごに
今回は『花粉の分析/Analyze the Pollen』ついてご紹介させていただきました。
価格はどうなると思う?
現状(400円)近辺かなぁと。
元ネタも今それくらいなので。
加えて1回1回発見8する必要があるため、デッキ構築にも制限がかけられます。
ウルヴェンワルドを大幅に超えることはないと思うんですよね。
※今後の価格についての保証はいたしかねます。あくまで自己責任でお願いいたします
それでは今回はこの辺で!
#アザの新弾妄想 というタグでつぶやいていますので、よろしければそちらもどうぞ!