カード性能確認
黒黒3・伝説のPW・アショク
【常在能力】ライフを支払うタイミングで、山札の枚数が支払うライフの点数以上あるなら、ライフの代わりに点数分の枚数のカードを山札の上から追放する
【+1】山札の上からカードを2枚見て、1枚を追放、もう1枚を手札に加える
【-2】「自分のターン中かつ戦闘開始時までに、カードを追放領域に置いていたら+1/+1カウンター1個置く」を持つ、黒・1/1・ナイトメアを2体生成する
【-7】プレイヤー1人を対象とし、自分の追放領域にあるカードのマナ総量の合計分、そのプレイヤーの山札の上から追放する
【初期忠誠度:5】
第一印象
「アショク、まだPWやったんかワレ!!」
新ファイレクシアとの決戦の影響で多くのPWたちが灯を失う中、やはりというかさすがというか。
相変わらず次元を渡っては悪夢をばらまき続けていそうな、アショク氏。
今回はついに黒単色で実装です。
そしてパッと見の性能は、まさにコントロールで使えと言わんばかりのもの。
「青黒コン組め……ってコト!?」と思いながら、今回ご紹介していきます!
カード性能評価
機械の母にトラウマを植え付け、敗北の要因を作ったアショク氏を見ていきましょう。
強み1:アド・トークン・奥義、バランスのとれた性能
+能力でリソース補充、小-能力で自衛できるトークンを2体展開、大-能力でド派手にフィニッシュ。
攻守両面でバランスのとれた忠誠度能力セットと言えるでしょう。
特に、トークンを2体出せるのがありがたいです。
クリーチャーからアショクを守って、場に残しやすくなります。
また、常在能力と+能力が奥義につながるのもいいですね。
常在能力のバリューを高めるため、ライフを支払うカードを多目にするのも手もあります。
追放しすぎて、セルフLOにならないようにだけはお気を付けを!
強み2:『出来事』との相性がGood!
アショクの奥義は、追放領域にあるカードのコスト総量で威力が変化します。
『出来事』で唱えたカードは、『進行中の物語』という名の追放領域に送られます。
つまり、『出来事』はアショクの奥義を強化するということです。
特に、コストが『出来事』< 本体となっているカードとの相性は抜群です。
『出来事』持ちのカードは唱えた瞬間以外、参照されるマナコストは本体側となります。
仮に『有角の湖鯨』が『礁湖の決壊』で唱えた後追放されている状態だとしたら、アショクの奥義起動時には6マナでカウントされるということです。
この組み合わせだけでも青黒コントロール組みたい……組みたくないですか?
弱み:スローペース
いい感じの能力構成&エルドレインのメカニズムとも合致したアショクですが、全体的に悠長なのは否めません。
①トークンはカードを何枚追放しようと1ターンに+1/+1しか上がらないし、自分のターンにしかカウンターが乗らない
②奥義で削る枚数を決めるのは、追放したカードの枚数ではない。追放したカードのマナコストであるため、土地では伸びないうえ削り切れるくらいに揃えるには時間がかかる
トークンの成長速度が遅いのが、自衛においては気になるところですね。
アショクキャスト→トークン生成したターンには基本既に5マナ使用していますから、さらに何かしらでカードを追放するのは難しいでしょう。
唱えたターン以降、どうやって護りきるか。
このカードの強さは、そこにかかってくるでしょう。
『アショクは生かす』『トークンも成長させる』
「両方」やらなくっちゃあならないってのが「コントロール遣い」のつらいところだな
覚悟はいいか?オレはできてる
採用枚数
以上をふまえて、デッキに採用する枚数を考えてみました。
5マナPWのセオリーに従い、2枚か?
新アショクは能力がスローであることに加え、マナコストも5マナと重めです。
既存の5マナPWと同じく、1~2枚までの採用とするのがベターではないでしょうか。
序盤から手札で重量級がダブつくストレスは、言うまでもありませんしね。
あるいは、同じ『エルドレインの森』で登場するマナファクトから4ターン目に展開する考え方もあるかもしれません。
1ターン早く展開することによるアドバンテージ・目的が不明瞭ですけど(;^_^A
とりあえず、「そんなのも今ならできるよね」ということで。
さいごに
今回は『忌まわしき干渉者、アショク』ついてご紹介させていただきました。
価格はどうなると思う?
半ば個人の願望ですが、予約段階(850~1,000円)からは上がるんじゃないかなと思っています。
中盤以降フタをするPWとして優秀だと思いますから、これから採用されるんじゃないでしょうか。
また、パイオニアなら『エルドレインの王権』の『出来事』とも組み合わせられますから、検討してみると面白いかもしれませんね。
それでは今回はこの辺で!