■新セットのカードについて考察を述べていく記事です。
■今回は『間の悪い爆発/Ill-Timed Explosion』について語ります。

カード性能確認

青赤2・ソーサリー
① カードを2枚引く。その後2枚捨ててもいい。
② 捨てた時、全クリーチャーにX点ダメージ。
③ X=捨てたカードのマナ・コスト最大値である。
第一印象

「攻守一体……ってコト!?」
いやぁ~~コントロール遣いの求めてそうなカードが来ましたね。
全体除去しつつ手札の質を向上!
盤面を一掃するのは快感ですが、それだけでターンが終わり、また相手に再展開されて詰む…… なんてこともままあるのに、『間の悪い爆発』ならその悲劇が避けられそうです。
単純な話、ルーティングしながら第二第三の全除去を引けばいいんですから!
カード性能評価

イゼットでは茶飯事であろうカードの詳細を見ていきましょう。
強み:火力のついでにルーティングができる

『間の悪い爆発』の強みは「火力調整ができる全体除去」「同時にできるルーティング」の2点です。
強み1:全体火力除去(調整も可)

ディスカード内容によって火力を調整できます。
具体的には以下の状況が考えられるでしょう。
① 自軍の中型以上を残しつつ相手の小型を消したい時→低マナを捨てる
② 相手の中型以上を一掃して時間を稼ぎたい時→高マナを捨てる
単純な全体除去にはない、『間の悪い爆発』のような呪文ならではのメリットですね。
強み2:2枚ルーティング(ドローだけも可)

1枚で全体除去をしつつ、手札の質を高められるのも強いです。
ルーティング呪文や効果を使ったことがある人は、より強さが理解できると思います。
それがデッキの枠を食わずにできるのですから、特に赤青系コントロール民は感激してるんじゃないでしょうか。
もしこの後相手に再展開されたとしても、第二第三の除去をルーティングで拾いにいけるかもしれませんからね!
さらに最悪、ルーティングせずドローのみに収めることもできます。
ただし2色2ドローの4マナ呪文というと『予言』より重いので、本当に非常事態な時だけにしたいですけどね(;^_^A

弱み:火力の保証がない上4マナ

一方で、捨てる内容に依存した火力であり4マナというのが難点です
欲しい火力が必ず出せる保証もなく、4マナと決して軽くはないマナ域という特徴に難色を示す方も少なくないでしょう。
4マナ2ドローだけになって、次のターン一斉攻撃で敗北……もありえない話ではありませんからね。
なのでやはり、採用するならある程度高マナ帯を許容できるコントロールになると思います。
手札に抱えていたら出す前に負けてしまう重量系フィニッシャーなどをコストに充て、勝機を掴みに行きましょう!
採用枚数

以上をふまえて、デッキに採用する枚数を考えてみました。
中・低速で2~4枚採用がザラにありそう

Xの期待値を上げられるコントロールないしミッドレンジで出番があるでしょう。
不確実性を除けば『集団失踪』より優れていることから、2枚以上の採用はされそうです。
あるいは手札でダブついた2枚目以降を弾にして4点ダメージ!
……という使い方もアリかもしれませんね?

さいごに

今回は『間の悪い爆発』ついてご紹介させていただきました。
価格はどうなると思う?

現状維持か若干上がるかで、上がるなら1,000円前後じゃないかと見ています。
捨てる内容次第では全体除去になる4マナ呪文が、どこまで評価されるか。
ルーティング部分がカギとなる気がします。
管理人個人としては「結構やれるのでは?」と思いますけどね。
コントロールは手札の質が命ですし。
『稲妻のらせん』も再録されるので、ジェスカイコンが台頭してくるかも!?
※今後の価格についての保証はいたしかねます。あくまで自己責任でお願いいたします
それでは今回はこの辺で!
#アザの新弾妄想 というタグでつぶやいていますので、よろしければそちらもどうぞ!