カード性能確認
青青青1・インスタント
① この呪文を唱えたら、同一ターン中に墓地に置かれたカード1枚を対象とする。
② そのカードを追放し、コピーする。
③ コピーされたカードを、あなたはマナ・コストを支払わず唱えてもよい。
第一印象
「え?インスタントやソーサリーって書かれてない……?」
そうです、書かれていないんです。
この手のコピーカードは大抵、カード・タイプが限定されているというのに。
かわりに『犯行現場の再現』と同じターン中、つまり1ターンの中でこの呪文が唱えられる前に墓地に置かれたカードという縛りがありますが……
どういうわけか「どこから墓地に」といった特定の領域を指し示す表記もないという。
いやぁこれは、今回一番悪巧みが捗るカードかもしれませんね!?
カード性能評価
墓地への不法投棄を許してくれなさそうなカードの詳細を見ていきましょう。
強み:自他・方法問わず墓地に置かれたら再現可能
『犯行現場の再現』の強みは「自他を問わない」「手段も問わない」の2点です。
強み1:自分でも相手でもコピー可能
自分が相手の呪文でカードを墓地に置かせられても、逆に相手のカードを自分の呪文で墓地に置かせても。
どちらであっても構いません。
みんな『犯行現場の再現』のコピー対象になります。
何かしらが墓地に置かれた瞬間、同じターン中に青青青1マナとこのカード。
あとは重要な犯行現場を決して見落とさない、探偵ないしプレイヤーの目さえあれば!
15マナのクリーチャーも10マナのエンチャントもあなたのものです!
強み2:どこから墓地に置かれてもOK
そして、どこから墓地に置かれようと、犯行現場はすみやか再現されます。
除去を撃たれたり手札破壊で捨てさせられたり。
ライブラリーアウト戦略で見ることなく墓地送りにされたり、はたまたエルドラージにモグモグされたり。
そうしたあらゆる方法で墓地へ行ってしまったカードを、『犯行現場の再現』は種類を問わずコピーできてしまうのです。
墓地に置かれる手段は問いません。
対戦相手がドヤ顔で『ヴェールのリリアナ』の+1能力を使ったりしてきたら、手札を捨てたターンのエンド・ステップ前にドヤ顔返しをしてやりましょう!
さすがに3ターン目だと、犯行現場までたどり着けませんけどね(;^_^A
弱み:タイミングを逃したらアウト
理不尽なレベルでコピーしてくる『犯行現場の再現』。
弱点は、タイミングを逃したら無用の長物になってしまう点です。
同一ターン中墓地に置かれたカードが対象なので、ターンをまたいでしまうともう除外&コピーで釣り上げられなくなってしまいます。
「今のタイミングで再現握っていたら、アレコピーして勝てたのに……!」という場面が、新弾リリースされてからは出てくるでしょうね。
しかし打ち消しとは異なり、墓地に置かれた瞬間を狙い撃ちしなければならないものではありません。
なので、ターンが終了する前にドローやサーチ呪文で引き込んでキャストする、という方法も取ることができます。
『衝動』『記憶の氾濫』などを活用していきましょう!
採用枚数
以上をふまえて、デッキに採用する枚数を考えてみました。
コントロール系でも2枚程度か
間違いなく強いスペルではありますが、墓地に置かれるアクションがなければ仕事をしません。
さらに4マナと軽くはないため、積むとしても1~2枚になるのではないかと考えています。
カラー(青白、青黒)的に除去やハンデス、ライブラリーアウトが得意なデッキに入るので、そうしたデッキのスパイスとして入れたら面白いかもしれませんね。
あと、トリプルシンボルとマナ拘束がきつめな点にもご注意を!
さいごに
今回は『犯行現場の再現』ついてご紹介させていただきました。
価格はどうなると思う?
「いやこれもうわかんねぇな……」
こうした嫌がらせ系カードは予約段階では評価され、後に下がっていく傾向なんですけれど。
一方で今回の嫌がらせの質はすごく高そうで、界隈も価格も大盛り上がり。
ハイリスクハイリターンのにおいがプンプンするんですよね。
正直「上がるぞ!」「下がるぞ!」と無責任には言いたくない一枚です。
現状は1,000円前後となっています。
レアでも上がる時は『ティシャーナの潮縛り』のように物凄く上がるでしょう。
下がる時は『恩寵の天使』のように激しく下がるでしょう。
購入はいつも以上に慎重に、自己責任でお願いいたします。
※今後の価格についての保証はいたしかねます。あくまで自己責任でお願いいたします
それでは今回はこの辺で!
#アザの新弾妄想 というタグでつぶやいていますので、よろしければそちらもどうぞ!