・新セットのカードについて考察を述べていく記事です。
・今回は『望み無き悪夢』について語ります。
カード性能確認

黒・エンチャント
①このカードが場に出た時、各対戦相手はカードを1枚捨て、2点のライフを失う。
②このカードが場から墓地の置かれた時、占術2を行う。
黒2:このカードを生け贄に捧げる。
第一印象

「これ絶対マナコストの記載間違えたっしょwww」
・黒1マナで各対戦相手に手札を捨てさせる→わかる
・さらに各対戦相手は2点ライフを失う→ん?
・墓地に置かれたら「占術2」で自壊も可能→ちょい待ち??
・新メカニズム「協約」のタネになれる→あーもうめちゃくちゃだよ
(=^・^=)「どうしてこれを1マナでやっていいと思ったんですか?」
あれですかね、『怨恨』以来のマナコスト誤記とか……

まぁなんにしても、色々とおかしいカードです。
オーバースペック甚だしいです。
スタンダードのコモンなのに、もう¥330~400くらいになっています。
どうしてくれるんですか、ウィザーズさん(歓喜)
カード性能評価

やっちまった感じがゴイスーなコモンエンチャントの性能を見ていきましょう。
強み:手札とライフの二方面から詰めていける

手札とライフ、対戦相手が嫌がることを2つもできる。
・手札を削られる→出せるはずだった土地や呪文が墓地に落ちる→嫌になる
・ライフを削られる→ライフが0になったら負ける→嫌になる
過積載気味な『望み無き悪夢』ですが、ピックアップするとここでしょうね。
あとは、ハンデスを重ねて相手のリソースを枯らし尽くすか。
クリーチャーや追加の『悪夢』でライフを削り切るアグロプランか。
いずれにせよ、黒1マナのコモンがやっていい動きではありません!(笑)
弱み:捨てる手札は相手の……自由だぁ~~!!

2023年ベストコモニスト大賞候補と言っていい悪夢ちゃんですが、大きな欠点も抱えていました。
それは、手札から捨てるカードは相手が選ぶということです。

つまり、こういうことになります。
せっかくのハンデスがノーコストで4/4を繰り出され、2点削ったはずが2点回復されてしまいます。
さらに1ターン目からだとしたら、少なくとも4点、悪かったら12点くらい削られるかもしれませんね。
まぁ、ピーキーなカードなので「緑相手のサイド後に起こりうる事故」程度の認識でOK……かな?

現実的にはそれよりも、墓地利用の方がありえる話でしょう。
同セットの『執着の徳目』は注目されていますし、ローテーションが発生しないためイニストラードもスタンダードに含まれています。
喜び勇んで手札削ったら後にとんでもない逆襲された……なんてことは避けたいところです。

なので安心安全なハンデスをするのであれば、墓地対策カードも積んでおきたいところですね。
『墓地の侵入者』なんかはハンデスが受け身ですが、『望み無き悪夢』と色が一致しますよ。
採用枚数

以上をふまえて、デッキに採用する枚数を考えてみました。
4積みして気持ちよくなろうや……

確かにデメリットもありますが、それを上回るメリットが山積みなので4積みでいいと思います。
青系コントロールならともかく、そうでもない相手にまで手札のご機嫌をうかがいながら戦うのも、ストレスたまりますしね。
それよりもジャンジャンハンデス&2点ルーズかけて勝利に近づく方がいいかな、と。

また、どうせ使うなら「協約」など他のギミックとも合わせて使いましょう。
自壊もできますけど、他のカードを強くしながら「占術」するのが最高なので!
さいごに

今回は『望み無き悪夢』ついてご紹介させていただきました。
価格はどうなると思う?

大量に普及するスタンダードのコモンですし、さすがに値下がるかと!
高価コモンというと『ロリアンの発見』が思い出されますが、あちらはパックの単価が高いですし、供給量もスタンよりは少ないでしょうしね。
おそらく発売後1ケ月もすれば、高くても200円程度にはなっているのでは?
いずれにしても使うようであれば、損する幅も小さいでしょうし確保していいと思います。
それでは今回はこの辺で!