カード性能確認
黒赤1・伝説のクリーチャー・人間・ウィザード
4/2
「威迫」
タップ:このターン、自分が黒や赤である呪文を唱えるためのコストはX少なくなる。Xは、このターンに自分が失ったライフの合計値に等しい。起動はソーサリータイミングにのみ可能である。
第一印象
「これ絶対悪さしようと試行錯誤されるやつ!!」
MTGプレイヤーは命(ライフ)を削ってアドを得るのが大好きな生き物ですからね。
こんなカード見た日には当然、イケナイ組み合わせを探そうとするんですよ。
それに、ライフを削るのはデメリットですから、効果が強めに設定されているカードが多いんです。
つよつよカードで命削って、さらにマナまで軽くできるなんて……やるしかないですよね?(何をだ)
カード性能評価
「MTG道はシグルイなり」といわんばかりのローアン。使い方を探っていきます。
強み:リスキーは強いし気持ちいい。FOO~~↑↑
「いくらマナが軽くなるからって、ライフ削っていったら負けに近づくじゃないか」
ええ、まさに正論です。
しかし、ライフを払うというのはMTGにおいて甘美な能力でもあります。
「ライフと引き換えに相手の強いカードをはじいていく」「ライフを払って効率的に手札を増やす」
命をギリギリまで削り、勝利に近づく感覚。
それに魅了され、好んで使うプレイヤーも少なくありません。
今回のローアンは、その果てに訪れる絶頂をもたらす存在と言えるでしょう。
弱み:ね~ら~い~う~ち~(ウーララウーララ♪)
ライフを差し出し、圧倒的アドを得られるローアン。
ですが、以下のタイミングに気を付けなければなりません。
①召喚酔い(タップ能力が使えない)状態で除去。
②ライフ削り始めた瞬間に除去。
ローアンの能力はタップ起動型能力です。
「速攻」付与のバックアップがない限り起動できるのは次のターンからなので、それまでに除去される可能性は十分にあります。
タフネスも2ですから、軽めの火力除去も射程圏内になってしまいます。
さらに、いざライフを削ってコンボ開始した瞬間、最初のカードに合わせてローアンに除去を撃たれるなんてことも。
消される前にタップ能力を起動させたいところですが、起動させた時点でまだライフは失われておらず、マナは軽減されません。
まさに「御世継ぎ暗殺事件」を防がなければ、あなたに勝利はもたらされないのです。
採用枚数
以上をふまえて、デッキに採用する枚数を考えてみました。
結論:依存すべきではないが……除去もされやすいし、4枚か?
片割れ同様2~3枚というのも考えたのですが、あちらはまだタフネスが4あります。
確定除去ならまだしも、火力除去ならローアンの方が除去されやすいです。
そう考えると、4枚フル投入していいかもしれませんね。
もし除去されずに手札でダブついたら、コストに充ててしまうのも手でしょう。
あとは黒赤なりに、ライフ回復ができるカードを入れておきたいところです。
……って、結局『黙示録、シェオルドレッド』じゃねーか!!(ズコーッ)
さいごに
今回は『戦争の世継ぎ、ローアン』ついてご紹介させていただきました。
価格はどうなると思う?
ウィルより検討したいと思っている方も多いでしょうから、価格が下がるとしたらもう少し後ですかね?
現に二人の予約価格の間には、結構な差が生じていますし。
とはいえコンセプトデッキというものは、往々にして「コンセプトのキーカードが抜けてしまう」結論へ至ってしまうものですから……
はたしてどうなるのか、デッキビルダー達の構築力に期待です。
それでは今回はこの辺で!