■新セットのカードについて考察を述べていく記事です。
■今回は『ギルドパクトの力線/Leyline of the Guildpact』について語ります。

カード性能確認

緑/白 緑/青 黒/緑 赤/緑・エンチャント
① ゲーム開始時に手札にあるなら、これを戦場に出してゲームを始めてもよい。
② 自分の土地ではないパーマネントは、すべての色を持つ。
③ 自分の土地は、追加ですべての基本土地タイプを持つ。
■すべての色:白、青、黒、赤、緑
■基本土地タイプ:平地、島、沼、山、森
■基本土地タイプを持つ=対応した色マナが生み出せるようになる
第一印象

「な なんだがようわからんが 猛烈に悪い予感がしてきた……!」
呪禁を得たり墓地にいくカードを追放したり、直接的なことは書いてません。

「すべての色を持つ」「土地からどの色でも出るようになる」という効果しかありません。
今すぐクリーチャーが破壊されるわけでも、直接火力が飛んでくるわけでもなく、パッと見よくわからないカードだと思うのが普通の感想というものでしょう。
ところがどっこい……それで悪さをするのが、MTGというゲームなのです……!
「もちろんです、力線ですから」
カード性能評価

ゲームステージ画面のようなカードの詳細を見ていきましょう。
強み:色が絡むギミックで強い

『ギルドパクトの力線』の強みは「色参照のメカニズムが強くなる」「特殊勝利だってできる」の2点です。
強み1:色とか知らないけど、多分全部持ってるぜ

力線本体や全色・全基本土地タイプを得ることによって、以下のメカニズムが強化されます。
■版図:基本土地のタイプ分パワーアップする
■収斂:支払ったマナの色だけ効果量が増す
■信心:力線は特に緑を4つ持っている
■その他マナやパーマネントの色を参照するメカニズム
特に『版図』『信心』は恩恵が大きそうですね。
『版図』は力線と土地が1枚出た時点で基本土地タイプコンプリートですし、『信心』は元から緑が特に強いのにゲーム開始時から信心4獲得可能になるという。
一方で『収斂』や他のメカニズムは、支払うコストが軽減されるわけでもないので薄いかもしれません。
強み2:特殊勝利の時間だ!コラァ!!

実用的かは別にして、特殊勝利の条件を満たすのにも使えます。
色参照が一番大変な条件ですから、それを1枚(しかもマナ・コスト0になるかもしれない)で達成できるのはエライです。
ただ、『合同勝利』は単純に唱えるなら重すぎますし、『めでたしめでたし』は他の条件が複数あります。

……特殊勝利ビルダーさん!出番ですヨ!(;^ω^)
弱み:♪あんまり意味がない……力線の複数張り

『ギルドパクトの力線』に限った話ではありませんが、力線系は複数枚展開しても意味がないものが多いです。
『豊穣の力線』などは複数張りも有効ですけどね。

なので、初動で出した後破壊でもされない限り、2枚目以降の『ギルドパクトの力線』はただただ邪魔なだけのカードに成り下がってしまいます。
対策としては、ルーティング効果やエンチャント or パーマネントをコストにするカードで活用するなどを講じたいところ。
破壊された後に再度展開する場合には、複雑な色マナを支払えるようにしておきましょう(緑単なら無問題ですが)。
採用枚数

以上をふまえて、デッキに採用する枚数を考えてみました。
力線4枚…投入(イレ)てえなあ~…!!

投入(イレ)れば善し!!
やはり力線は初動で無償展開できるのが、一番強靭(ツヨ)いです。
まして『ギルドパクトの力線』は攻めの力線、なおさら初手に来る確率が重要になってきます。
攻めて攻めて、それでいて手札でダブついたらそん時ゃ……にっこり、笑うしかねぇけどよ。

さいごに

今回は『ギルドパクトの力線/Leyline of the Guildpact』ついてご紹介させていただきました。
価格はどうなると思う?

「禁止で暴落するんじゃないすかコレ?」
すごくネタ感満載にして紹介していきましたが、実際に『ギルドパクトの力線』コンボキメられたらまぁ~~キレそうになると思いますよ。
特に『ドラコの末裔』とか信心系とか。
いきなり版図全色&緑信心4とか、頭おかしいですって。
どれくらい流行るかはわかりませんが、あまりに強力だったらウィザーズも禁止にするでしょうね。
一方的なパワーゲームなんて、ゲームじゃないですもの。
なに?禁止されなかった場合の価格?知るかバ〇ヤロー!!(笑)
※今後の価格についての保証はいたしかねます。あくまで自己責任でお願いいたします
それでは今回はこの辺で!
#アザの新弾妄想 というタグでつぶやいていますので、よろしければそちらもどうぞ!